今すぐできる6つのCVR改善施策とLPOを実行する4つのステップ
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ランディングページの最適化、これをLPO(Landing Page Optimization)と呼びます。その目的は、CVR(Conversion Rate)を高めること、すなわち、Webサイトへの訪問者がより多く自社のプロダクトなどへ興味を持ってリードとなる確率を高めることです。
Webサイト運営する目的は多岐にわたるかもしれませんが、リード獲得、そしてそのリードを顧客へと育成することは一つの大きなゴールでしょう。いくら訪問者が増えてもリードに繋がらなければ成功とは言えません。
しかし、これは多くのWebサイト運営者が直面する課題です。
LPOはその解決策となります。訪問者の流入を最大限に活かす上で、LPOは欠かせません。
本記事では、LPOの実践に必要なツールの紹介と比較、そしてCVR改善に役立つ6つの具体的な事例、LPOを実行するための4つのステップを解説します。LPOの重要性とその実践方法を理解し、成果に繋げていきましょう。
LPOとは何かを解説
LPO(ランディングページの最適化)は、Webマーケティングにおける重要な施策の一つです。本セクションでは、LPOの意味とその具体的な目的、そしてよく混同されやすいSEOとの違いを解説します。
これを理解することで、LPOがウェブサイトの成果向上にどのように貢献するのか、その意義と役割を深く理解することができます。
LPOとはどういう意味か?
LPOは「Landing Page Optimization」の略称で、直訳すると「ランディングページの最適化」を指します。
ランディングページとは、ユーザーがWebサイトや広告をクリックした際に最初に訪れるページのことを指し、LPOはこのランディングページを最適化し、訪問者(トラフィック)が購入、問い合わせ、ダウンロードなどといった目的のアクションをおこないやすくするための取り組みのことを指します。
また、こういった取り組みをグロースハックと呼ぶこともあります。
LPOをおこなう目的とSEOとの明確な違い
LPOの主な目的は、Webサイトへの訪問者を次のアクションへと効率的に導くことです。具体的なアクションとしては、商品の購入、問い合わせ、会員登録などがあります。こうしたアクションを訪問者に促すことで、Webサイトが目指す成果(売上、問い合わせ数、会員数など)を達成することを目指します。
これに対し、SEO(Search Engine Optimization)は、Webサイトを検索エンジンが評価しやすい形に最適化し、検索結果ページの上位表示を目指す取り組みです。つまり、SEOはWebサイトへの「訪問者数」を増やすことが目的となります。
LPOとSEOはそれぞれ違った目的を持っていますが、共にWebサイトの効果を最大化するための重要な手段です。SEOで訪問者を増やし、LPOで訪問者を次のアクションへと導くことで、Webサイト全体のパフォーマンスを向上させることが可能となります。
LPOを行うメリット
LPOをおこなうことには多くのメリットがありますが、ここでは特に注目すべき2つのメリットに焦点を当てて解説します。
LPOを実施すると広告の費用対効果を改善できる
LPを作ったものの、成果を生み出せる状態にまで改善をできていないというサービスこそLPOの試作実行に取り組むべきです。なぜなら、CVRが少しでも改善すると広告の費用対効果が大きく改善するためです。
LPOをおこなうことの大きなメリットとして、広告の費用対効果が改善されることが挙げられます。
LPを最適化することで、ユーザーに求められている情報が的確かつ直感的に伝わるようになります。これにより、ユーザーを求めるアクション(CV)へと導きやすくなるのです。つまり、CVRが向上するということは広告にかけた費用に対するリターンが増大するということを意味します。結果的に、より効率的なマーケティング活動が可能になると言えるでしょう。
LPOを実施するとCVR改善効果が継続する
次に、LPOを行うことでCVRの改善による恩恵を継続的に受けることができるというメリットがあります。
特に、リスティング広告などといったコストをかけた集客方法をおこなう場合、かけることができる予算がなくなってしまうとそれ以降はCVを獲得することができません。一方で、LPOをおこなってCVRの改善に成功した場合は、その恩恵が継続します。
もちろん、CVRは時期などの別要因で変動することはありますが、一定の誤差の範囲の中では一定と考えるのが一般的です。したがって、CVR改善による恩恵は一度成功させると資産化する施策であると言えるでしょう。
LPOにより改善したCVRは、自然流入や有料集客を含む全てに効果的なので実施しないと勿体ないでしょう。
LPOツールの特性と主な機能
LPOを効果的に実践していく上で、データに基づいた改善をおこなうことは必須です。
LPを訪問したユーザーの行動データなどを獲得するには、適切なLPOツールを使用することです。
また、獲得したい行動データの種類や目的に応じてLPOツールの機能を使い分けることが重要です。
本項目では、ABテスト、ヒートマップ、データ連携といった、LPOツールが持つ主な3つの機能について解説します。
ABテスト:ユーザーの反応を得やすいLPのパターンを比較
ABテストは、複数のバージョンのLPを同時に運用し、そのパフォーマンス(CVR)を競わせて比較する機能です。これにより、実際のユーザーの反応を元に、最も効果的なデザインやコンテンツを明確にすることが可能です。
LPOツールによってはLPのリダイレクトで行ったり、システムでの振り分け処理を行ったり、同時に複数のABテストができるものがあります。
ヒートマップ:訪問者の行動を色で視覚化
ヒートマップは訪問者のWebサイト上での行動を色で分けて表示し、視覚的に表現する機能です。
特にどのエリアがよく閲覧されたか、最終的にどこで離脱されたか、どの部分がよくクリックされているかを知ることができます。これにより、ユーザーの興味や注意が集中するエリアを直感的に理解することが可能です。
ただし、あくまでもざっくりとした目安なので、明確に知りたい方はクリックイベントをLPに仕込むと良いでしょう。
データ連携:他ツールとのシームレスな連携
多くのLPOツールは、他のマーケティングツールやアナリティクスツールとのデータ連携が可能なことが多いです。
例えば、Google AnalyticsやCRMなどとのデータを組み合わせて分析をすることが可能なツールが多いです。
また、データ連携をおこなうことで、特定のユーザーやセグメントのみに施策を行うなどが可能となります。
LPOツールの比較と注意事項
この項目では、LPOを実行するのに有効なツールを紹介します。紹介するのは以下の4つのLPOツールです。
- VWO(Visual Website Optimizer)
- dejam
- Kaizen Platform
- DLPO
使ったことのあるLPOツールは感想を踏まえつつ、紹介します。
VWO(Visual Website Optimizer)の特徴とメリット・デメリットと感想
国内でassion社が唯一の代理店のLPOツールです。お申し込みをしてサポートなどは全て同社が対応してくれます。VWOは、WEBサイトにjsタグを埋め込むだけで、初期設定が完了します。同一URL内でのABテストを簡単に始められます。またエンジニアの工数が空いていない場合などでも、VWOはGUIで画面をいじることができるので企画者で完結します。
ただしコーディングの知識がないと、できることは「ボタンの色を変更する」や「キャッチコピーを変更する」といった簡単なLPOしかしない方が良いです。jsを用いた検証などをするときはエンジニアに依頼した方が安全でしょう。
世界4,500社・国内400社以上に導入されており、実績が多いLPOツールといえます。ヒートマップ機能や、マウストラッキング機能もあるので、他のツールをわざわざ入れなくても良いのでコスパがいいです。
使用感としては使いにくくはないのですが、もう少しシンプルでもいいのかなと思います。使い方にもよりますが、ただシンプルにABテストをしたいだけであればちょっと面倒と感じることもあります。
あとデータの集計が要因がわからず合わないこともありました。VWOのタグの設置によってたまに発生するようです。ただLPOツールとしては費用がそもそも安いので許容してもいいと思います。
公式サイト: https://www.assion.co.jp/lp/05b/
dejamの特徴とメリット・デメリットと感想
dejamは、弊社が開発しているLPOツールです。最大の特徴は、LPOに必要な機能が一通り実装されていて、改善案を自動で提案までしてくれる機能があることです。特に、自動提案の機能があることで、サイト改善業務の経験がない方であっても有効な施策を実行していくことが可能です。
競合他社のサイト分析やプロジェクト管理など含めて、基本的に業務で必要なツールは一通り揃っているためチーム体制を組んで、LPOにあたることが可能で人数も最小限で済ませることができます。一方で、ヒートマップやABテストなどのLPOツールの機能のうちの一つだけを利用したいというケースであれば割高になってしまう可能性があります。
社内のグロースハッカーの業務が顧客の幅広い行動データなどを要しているようなケースでないと持て余してしまうということはあり得るかもしれません。ただし、一つのツールを活用して複数のグロースハッキング用の機能やデータを一元管理するようにすることは組織が大きくなったときに役に立ちます。
グロースハッキングを自動化していきたいという方は活用することを検討してみてください。
Kaizen Platformの特徴とメリット・デメリットと感想
Kaizen Platformは、LPOツールの提供もですが企画者(グロースハッカー)からの企画提案、実装、モニタリングまでをしてくれます。(プランによります)
こちらも1行のタグをWEBサイトに挿入するだけで、始められるので手軽です。
イメージですがサイト改善を丸っとお願いしてしまえるのが一番の売りなのかなと思います。サイト改善の部署をちゃんと作ろうとすると、結局は月に百万程度はかかります(企画者、デザイナー、エンジニア)。立ち上げの労力や、改善するかの確実性がない中で、丸投げできるのは手離れが良いです。グロースハッカーが1万名以上参加しており、知識も共有されていると聞くので改善する施策もたくさん出てきそうです。ただし業務範疇が増える程、コストも高額になるのでどこまでをどれぐらい依頼したいのかを決めておくと良いです。
最近は動画作成の評判が良いと至る所で聞くのでそちらも注目です。
公式サイト: https://kaizenplatform.com/
DLPOの特徴とメリット・デメリットと感想
DLPOは700社以上の導入実績を持ち、ABテストやパーソナライズといった機能があるLPOツールです。パーソナライズができるということは、全体最適のCVR改善だけでなく、部分最適のCVR改善をすることができるようになります。
例えば年齢層や時間帯などができるので、セグメントを切った施策が可能です。そもそもトラフィックがないとあまり意味がないので大規模サイトにオススメです。
他に機能として便利なのは、ABテストの途中で明らかに最適ではないと判断されたLPが自動的に配信を停止されます。これは余計な機会損失をなくし、効果最大化をすることができるということです。
公式サイト: https://dlpo.jp/
LPOをおこなってCVR改善するための4ステップ
LPOは、単にツールを導入するだけではなく、実践的なアプローチと継続的な改善が求められます。
LPOを行う際の手順は大きく「分析→施策立案→検証→振り返り」の4つに分類されます。
本項目では、LPOをおこなってCVR(コンバージョンレート)を改善するための4つのステップを解説します。
LPOのステップ1:現状を分析する
まずは、LPOを実施するページを決めましょう。そのためにはLPを分析する必要があります。LPの分析をする目的は、改善すると効果が大きく出る見込みがあるかを見極めることです。
例えばSEO目的で作成したけど流入の少ない記事ページをLPO対象としても効果が出にくいです。CVを増やすには、記事への流入数にかかるCVRのバランスが重要です。対象サイトの中で流入が多いページを優先的にLPO対象としましょう。
LPOの対象ページを決めたあとは、どの部分を改善するとよいかを分析します。GA(Google Analytics)かAA(Adobe Analytics)が一般的な分析ツールです。流入以外で見るべきデータは、ページ内でクリックされている要素のや経由CVRや流入経路などです。ただし、これらのツールを使いこなすためには、事前にサイトにイベントログを仕込んでおく必要があります。
もしも、まだイベントログ等を仕込めていないのであれば、LPの分析ができる条件を揃えるためにもすぐに仕込みましょう。これを仕込んでいないと、どの要素が押されているかが分析できないからです。それでもすぐにLPOを行いたい場合は、ヒートマップツールにあるクリック箇所がわかる機能を使うとよいでしょう。定量的には把握できないものの、参考にはなるはずです。
ヒートマップツールも入っていない場合は、ヒューリスティック分析や知人にサービスを使ってもらって分析するとよいでしょう。
ちなみに、以下はおすすめのヒートマップツール9つを比較した記事です。無料ツールと有料ツールの両方を比較対象に挙げています。
LPOのステップ2:実行する施策を検討する
LPOを実施する前段階としての分析を終えたら、次は打ち手の検討です。分析で見えてきた課題に対して、どういう施策を実行するとLPOができるかを考えます。注意すべきはここでの打ち手は無数にあるということです。
例えば分析をした結果、ファーストビューが見にくいという課題を発見した場合、「画像を変える」「キャッチコピーを変える」「ボタンを追加する」など無数にLPOの打ち手が考えられます。
特にどの打ち手のインパクトが大きいのか、施策の優先度を考えることがLPOを効率的に行うために必要な考え方です。ここでLPOのポイントですが、要素を細かく分けることで改善できる変数が増えます。そうすることで、どの施策がどの変数に影響するか俯瞰して選択できるようになるため、LPOによる効果を最大化できるようになります。
LPOのステップ3:施策の効果を検証する
LPOの打ち手を検討したら、早速ABテストを行いましょう。ABテストにはシンプルなABテストの他、流入経路をセグメントとして絞るなど様々な方法があります。LPOを行うのであればまずは全体ユーザーに効果を出すために、セグメントは絞らずに行う方がよいでしょう。全体ユーザーに対してLPOを行い改善したのちに、セグメント別にABテストを行い効果を最大化できるようにLPOを行うとよいでしょう。
ABテストを行う際はどこが押されるようになったのかを振り返られるように、ログを仕込んでおきましょう。LPOは改善しなかった場合でも、行ったABテストから示唆を得ることで次に活かすことができます。なのでLPOを行う際は忘れずログを仕込みましょう。
LPOのステップ4:結果の振り返りをおこなう
LPOの検証が終わった後は振り返りを行いましょう。単純にABテストでどちらが勝ったか負けたかを見るだけでは勿体無いです。LPOを継続して行っていくことを考えると、検証による示唆はとても重要です。
LPOのステップ2で行った打ち手は、仮説通り改善に繋がったのか。ページ内のどの要素が押下されるようになったのか、遷移先がどう変化したかも確認したいところです。押下要素別のCVRを見ておくと、次回のLPOの際にどういう打ち手が効果的かを検討するのに参考になります。
上記がLPOの手順です。
と、ここまで紹介してきましたが、皆さん大事なことに気付きましたでしょうか。次の項目ではLPOツールを活用する上で注意すべき事項や前提条件について解説します。
LPOツールの注意事項
LPOツールを導入する前にチェックしておきたい注意事項です。ご確認ください。
LPOツールを使うほどの施策を考えていますか?
LPOツールはLPOを手助けするツールであって、魔法の改善ツールではありません。ほとんどのツールでは、改善提案は出てこないので「どういう施策をすることでCVRが改善するか」を自分で考える必要があります。
つまりLPOをするための企画がなければ、LPOツールを導入しても価値が発揮されません。もちろん企画の部分を外注することで解決することもできます。
LPOツールを使うほどのトラフィックがありますか?
LPOツールを使うことでたくさんのABテストをすることができるようになります。しかし現状のサイトで従来していたABテストの数より、さらに膨大な量をする必要はありますか?トラフィックが少ないサイトであれば、ABテストをたくさんしても改善するかの優位性が出るのに数ヶ月かかることも珍しくありません。その場合はLPOツールを使わずに、前後比較でCVR改善しているかを確認する方法もあります。
安易に有料のLPOツールを導入して、単なるコストにならないように気をつけましょう。
LPOツールをちゃんと使うならエンジニアが必要ですが依頼ができますか?
LPOツールの謳い文句である「非エンジニアでも使える」というものですが、あくまで簡単な施策に限るということを忘れてはいけません。
キャッチコピーや画像の差し替えだけでCVRが改善することはあります。しかしそれだけでは十分な改善ができません。LPOを行う施策としてはそれ以外にも、挙動を変えることや遷移先を変えること、情報設計を変えることなど無数にあります。それらを非エンジニアが行おうとすると、サイトがバグることが安易に想像できます。
そのような自体はLPOに取り組む段階で想定しておき、エンジニアへの依頼ができるかを想定しておきましょう。
とはいえLPOツールを使ってCVR改善はしたい
そのようなニーズはたくさんあります。ということでエンジニアに頼らず、非エンジニアでも今すぐできる施策の種類を一挙にご紹介します。
その際に意識すべきはファーストビューの完成度を高めることです。
なぜならファーストビューはほぼ100%のユーザーが見る(サイトに来てすぐに閉じる場合を除き)ので、LPOをした時の改善が大きいからです。
他にも、LPOの施策として有効性の高かった事例をご紹介します。
今すぐCVR改善するための6つの具体的LPO施策と解説
CVRを改善するための施策には、過去に集積された成功事例があります。どのような施策をおこなうとどのような効果が期待できるのかをある程度頭に入れておくことで、自社でも効果的な施策を実行するためのヒントになるかもしれません。
キャッチコピーを変更してLPOをする
最も簡単なLPO施策です。キャッチコピーを変更するだけでもCVRは改善します。
訴求がユーザーに刺さるにはどのようなキャッチコピーがいいかを検討しましょう。まずはたくさんのリストアップをしていくと良いですが、切り口を決めるとアイディアを出しやすくなります。例えば「お得さ」や「安心感」、「課題」と切り口ごとに何が刺さるかを考えると良いです。野菜を売るにしても、「スーパーで買うより安い」なのか「無農薬」なのか「買い物のために出かけずに済みます」と、切り口を変えるだけで訴求内容が変わります。
もしもエンジニアの力を借りられたら、セグメントごとに訴求内容を変えると更にCVRは改善します。
訴求を絞ってLPOをする
こちらは意外と知られていないLPO施策です。よくLPには「何かの賞が金賞!」「ユーザーも多い!」「限定!」といったように複数の訴求を表出している場合があります。
LPに訴求をたくさん書いても残念ながらユーザーは読みません。実際に皆さんも他社のサービスを閲覧してみてください。デザインにもよりますが、目のつく部分以外は読み飛ばしてはいませんでしょうか?
なので特に伝えたい内容だけに絞り、訴求を強めることでCVRは改善します。複数の訴求を出していたのであれば、それぞれどの訴求が特に改善するのかABテストをすると良いでしょう。
画像変更を変更してLPOをする
広告代理店がよく実施してくれるLPO施策ですね。キャッチコピー同様に画像は少し違うだけでもCVR改善します。例えば女性なのか男性なのか、正面を向いているのか横を向いているのか。キャッチコピーの内容や文字数との相性もあるのでバランスを取れると良いでしょう。
アクションボタンのデザインを変更してLPOをする
意外と忘れがちなのがこのLPO施策。キャッチコピーや画像と同様に大事なLPO施策です。アクションボタンの大きさや色を変更したり、影をつけることで立体感を出すなど意外と変数が多いです。まず試したい施策は、アクションボタンの巨大化(横幅を大きく広げる)ことやボタンの色を暖色(オレンジなど)にすることです。これだけでもCTRが大きく向上するのでCVR改善に貢献します。
アクションボタンの文言を変更してLPOをする
こちらは忘れがちなLPO施策です。アクションボタンの文言とアクションが一致しているかを確認します。例えば挙動としては「商品を探す」だが、「会員登録」という文言だと不一致です。予想していなかったことが発生するとユーザーは困惑し、CVR改善悪化の要因となります。
他の観点として例えば「商品を購入」というアクションボタンの文言があったとします。細かい部分ですが、言い切る形よりも「商品を購入する」の方がCVR改善する傾向があります。更に追加すると「商品を購入してみる」といった口語体の方がより改善する場合もあります。商材特性にもよるので色々と試してみると良いでしょう。
アクションボタンの文言にサブ文言を追加してLPOをする
こちらも意外と知られていないLPO施策です。例えば「商品を購入する」というアクションボタンの文言があったとします。それにサブ文言を追加するということです。例えば「購入は1分で完了します」や「人気商品です」といった文言です。これをすることでアクションを後押しすることができるようになります。
終わりに
LPOツールの理解、導入することのメリットやデメリットは理解できましたでしょうか。まずはLPOツールを試すほどの施策があるかを、検討してみましょう。
上記のLPO事例を活用するだけで確実にCVRは改善しますので、ぜひ試してみてください。
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