Mouseflowの機能とは?料金プランや活用するメリットも確認しよう
目次
Webサイト分析ツール「Mouseflow」とは
Mouseflow(マウスフロー)はデンマークのIT企業、Mouseflow社が提供するWebサイト分析ツールです。
セッションリプレイやヒートマップなどの機能を利用することによって、Webサイト上でのユーザーの動向を把握することができます。
世界中で100,000社以上の企業が利用している実績があり、世界的に高いマーケットシェアを誇るツールになります。
出典:Mouseflow(マウスフロー)社とは?|Mouseflow(マウスフロー)【日本公式サポート】
参照:https://mouseflow-jp.com/
Mouseflowの料金体系とは
Mouseflowには、4つの料金プランがあります。
2021年9月現在、Mouseflowの月額料金プランは、スタータープランが約3,200円、グロースプランが約11,000円、ビジネスプランが約22,000円、プロプランが約44,000円となっています。
契約方法は月額利用だけでなく、年間契約からも選ぶことが可能です。年間契約を選んだ場合、利用料金が月額利用のときよりもさらに安くなります。また14日間の無料トライアル版もあり、トライアル終了後も、無料で使い続けることも可能です。
なお料金は日本円固定ではなく、為替レートにより変動するので注意が必要です。
出典:Mouseflow(マウスフロー)の価格・料金|Mouseflow(マウスフロー)【日本公式サポート】
参照:https://mouseflow-jp.com/price/
Mouseflowが持つ機能7つ
Mouseflowには、ユーザーの動向を細かく把握するための機能が数多く搭載されています。その中でも、Mouseflowが持つ主な機能7つを紹介していきますので、参考にしてみてください。
1:ヒートマップ機能が付いている
ヒートマップ機能によって、ページ内におけるユーザーの動きを色で可視化できます。具体的には、スクロール、クリック、アテンションといった行動を可視化することが可能です。
この機能を活用することで、ユーザーがどのようなコンテンツに興味・関心を持っているかを分析できます。またユーザーのページ滞在理由の分析などに役立てることも可能です。
2:セッションリプレイ機能が付いている
Webサイト上でのユーザーの活動を録画することで、ページ内でのクリック、マウスの動き、スクロールなどを確認できます。
たとえば、流入経路によってユーザーの動きにどのような違いがあるのかを確認することができ、ユーザーの動きに対応したWebサイトを作ることが可能です。
3:フォーム分析機能が付いている
フォーム分析機能により、ユーザーがどのようにフォームを利用しているのかを把握することができます。
測定できる項目は、フォームごとの離脱数、未入力数、エラー数などがあります。不要な項目やユーザーが入力をためらう項目などを把握し、離脱率やフォーム項目の改善に役立てましょう。
4:ファネル機能が付いている
サイトのページ間の遷移率を記録することで、ユーザーがコンバージョンに至るまでにどのような経路を辿ったかを把握できます。
コンバージョンに至らなかったユーザーのヒートマップやセッションリプレイを確認することができるため、ユーザーがどのページでなぜ離脱したかを分析することが可能です。
5:セグメント機能が付いている
Mouseflowのフィルタリングを活用することで、ユーザーのセグメントを分けることができます。
たとえば、ユーザーが訪問した、あるいは訪問しなかったページに基づき、セグメント化するなどの分析が可能です。セグメントごとに、ユーザーの行動がどのように変化しているのかを理解するのに役立ちます。
6:マウストラッキング機能が付いている
クリックやスクロールといった、Webページ上におけるユーザーの動作を実際に確認できます。
実際にどのような操作を経て、ページを離脱しているかを見ることが可能です。狙っているコンテンツへの遷移ができているかなどを把握するのに役立ちます。
7:ユーザーフィルタリング機能が付いている
収集したデータをフィルタリングすることで、必要としているデータのみを確認することができます。
デバイスやOS、国、タグやカスタム変数などのフィルターが利用可能です。
Mouseflowを利用するメリット4つ
Mouseflowはアクセス解析ツールとは違って、どのようなメリットがあるのかについて気になる人もいるでしょう。
そこで、Mouseflowのメリットを4つ紹介します。
1:安価に導入できる
さまざまな機能を搭載したヒートマップツールを低価格で使うことができます。
国内の有料ヒートマップツールの中でも、月額約3,000円から使うことができるのが、メリットの1つとしてあげられます。
2:マニュアルがあるので操作に迷うことがない
Mouseflow公式のオンラインマニュアルがあり、各機能の基本操作や便利な使い方が紹介されています。
動画形式のマニュアルとなっているため、実際の操作を確認しながら学ぶことができます。
3:導入やインストールが簡単である
Mouseflowでは、導入やインストールを簡単に行うことができます。
分析を行いたいページ内において、body閉じタグの前に、javascriptのソースコードを貼り付けることで導入が可能になっています。
4:払い戻しできる
Mouseflow導入後、もし満足できない場合は、最初の30日以内であれば払い戻しが可能です。
また他に条件などはないため、とてもわかりやすいポリシーとなっています。
出典:よくあるご質問| Mouseflow(マウスフロー)【日本公式サポート】
参照:https://mouseflow-jp.com/support/
Mouseflowを利用するデメリット
Mouseflowのデメリットとして、日本語化対応がされていないため、管理画面が英語表記であることがあげられます。
公式サイトでは、日本語で操作を解説した動画や問い合わせなどのサポートを行っているので、不明点などがあれば活用しましょう。
Mouseflowを利用するときのポイント
近年スマートフォンを持つ人が増えており、その分スマートフォンでのWebサイトの閲覧も増えてきている傾向があります。
そのため、Webページを分析する際は、ユーザーフィルタリングを活用し、デスクトップサイトとスマートフォンサイトに分けて分析を行いましょう。
デスクトップサイトとスマートフォンサイトの両方でデータを分析した場合、結果が大きく変動してしまうことがあるため、注意が必要です。
出典:世帯におけるスマートフォンの保有割合が8割を超えた|総務省
参照:https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r02/html/nd252110.html
Mouseflowとその他ツールとの比較
Mouseflowだけでなく、ヒートマップ解析が可能なツールは他にも存在します。具体的には、PtengineやUser Heatなどのツールがあげられます。
そこで、Mouseflowとそれらのツールにはどのような違いがあるか知りたい人もいるでしょう。ここではMouseflowと、Mouseflow以外のヒートマップ解析が可能なツールとの違いを紹介します。
Ptengineとの違い
Ptengineとは、世界で約200,000人以上のユーザーが利用しているヒートマップ機能付きのアクセス解析ツールです。
無料プランでは1ページしかヒートマップ解析を行えないため、ほぼ有料プランでの利用が必須となります。
Ptengineの特徴として、直感的で簡単に使用できることがあげられるでしょう。グッドデザイン賞を受賞しており、その使いやすさには定評があります。
またヒートマップ機能のほかにも、マルチデバイスへの対応やファネル分析などが可能です。加えて、Webサイト上のさまざまなデータをリアルタイムで解析できるのが特徴です。
出典:今のサイト運用を直感的にワンストップで|サイト運営プラットフォーム Ptengine
参照:https://www.ptengine.jp/
User Heatとの違い
User Heatは、無料で利用できるヒートマップツールです。
月間30万PVまでなら無料で測定可能という特徴があります。測定できるページ数が約1,000種類までという制限が設けられていますが、国内のヒートマップツールであるため、日本語での利用が可能です。
出典:無料ヒートマップ解析ツールの決定版|無料ヒートマップ解析ツール User Heat
参照:https://userheat.com/
Mouseflowの特徴を把握して利用しよう
MouseflowのようなWebサイト分析ツールを活用することで、Webサイトの改善施策を適切に実施することができます。
特にMouseflowは、セッションリプレイ機能を使うことで、ユーザーの動向を詳しく把握できるので、ユーザーの行動に合わせた適切なサイトを構築していくことが可能です。
Mouseflowの特徴を理解して、Webサイトの分析に役立てましよう。
LPやWebデザインを効率的に検索するには
たくさんのサイトを検索して参考になるデザインを探すのは時間がかかって大変です。
そこでおすすめなのが、LeanGoの提供する「Dejam」です。
https://leango.co.jp/dejam/
「Dejam」は、豊富なデザインデータベースを無料で公開している、LP・Webデザインの参考事例サイトです。
業種や画面名などでデザインを検索することができます。
デザインを検索したい方は活用してみましょう。
関連記事も読む
-
EFOツールGyro-nとは?主な11の便利機能や導入するメリットも紹介
EFOとは? EFOとは「Entry Form Optimization」を略した言葉で、日本語では「入力フォーム最適化」と訳すことができます。EFOの目的は、Webサイトにある入力フォームを訪問者に対して最適化すること 続きを読むdejamブログ運営局 2022年05月11日投稿 -
sincloを導入する5つの効果|料金プランや充実した主な機能も紹介
sincloチャットボットツールとは sinclo(シンクロ)チャットボットツールとは、プログラミングなどの作業不要で導入できるチャットボット型のWeb接客ツールです。Webサイトに訪れたユーザーに対して、対面での接客の 続きを読むdejamブログ運営局 2021年11月09日投稿 -
Optimizelyとはどのようなツールか|ABテストの作成方法手順も
Optimizelyとはどのようなツールか Optimizelyとは、サイト最適化に有効であるABテストが簡単に実施できるツールです。これまでABテストでは多くの部署や人が必要でしたが、Optimizelyは特別なコーデ 続きを読むdejamブログ運営局 2021年11月09日投稿 -
formrunが持つ特徴や導入メリットは?使い方もあわせて解説
フォーム作成ツール「formrun」とは フォーム作成ツール「formrun」は、フォーム作成だけではなく、問い合わせ対応・状況の確認やメール対応まで、フォームに関わる業務をワンストップで管理できるツールです。 コードの 続きを読むdejamブログ運営局 2021年11月09日投稿 -
「BOTCHAN EFO」とは|利用料金や活用シーンについても紹介
EFOツール「BOTCHAN EFO」とは EFOとは、Entry Form Optimizationの略で、入力フォーム最適化を指します。Webサイト上での問い合わせに対して、ユーザーが個人情報などを入力しなければなら 続きを読むdejamブログ運営局 2021年11月09日投稿