フォームとは?作り方や種類、導入メリットを解説!
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フォームとはパソコン用語のひとつです。いくつかの必要項目にデータを入力したり、アンケートに答えたり、選択肢の中から回答を選んでボタンをクリックして送信するWeb上の操作画面のことです。もともとは形や書式、伝票といった意味を持っており、種類はアンケートや会員登録、お問い合わせなど、さまざまな種類があります。今回はフォームの特徴や作り方、種類、導入メリットを徹底解説します。
フォームとは
フォームとは簡単に説明するとパソコン用語のひとつで、決められた形式でいくつかの必要項目にデータの入力や選択をミスなく、効率よくできるように作成された入力欄です。必要項目に文字を入力したり、アンケートに答えたり、選択肢の中から選んでボタンをクリックするようなことをいいます。
WEBでフォームを設置するメリット
次にWEBでフォームを設置するメリットをご紹介します。アンケート入力フォームはユーザーの声がダイレクトに届くため、サービスの提供や商品開発の改善に大きく役立てることが可能です。会員登録タイプのサイトなら、アンケート回答で幅広いユーザーの声をスピーディーに収集できます。またWebサイト内からすぐにコンタクトが取れるため、気軽な問い合わせや質問、回答が可能で顧客がコンタクトを取りやすいのもメリットです。イベント受付フォームはイベント開催の告知や受付はもちろん、参加者の問い合わせに対応できるのがメリットです。
入力フォームの4つの作成方法
次に入力フォームの4つの作成方法をご紹介します。作成方法はいくつか選択肢がありますが、今回は4つをピックアップして解説します。
プログラミングで入力フォームを作成する
HTMLやCSSの知識があれば、プログラミングで作成可能です。Webサイトにあわせてフォーム作成を無料で自由に作成できます。ただし高度な知識が必要なため、知識が乏しいと時間がかかってしまうのがデメリットです。
入力フォーム作成に特化したツールを使う
特に専門的な知識がなくても入力フォームを作成できる入力フォーム作成ツールを利用するのもひとつの方法です。メリットはフォーム変更したいとき、いつでも文言やデザインを編集できることです。入力フォーム作成ツールは大きく分類すると無料と有料があります。特に無料で有名なのが、Googleフォームです。
Google Forms: オンライン フォーム作成ツール | Google Workspace
CRMツールやマーケティングオートメーションを利用して入力フォームを作る
CRM(Customer Relationship Management)とは顧客関係管理のことで、おもに既存顧客の情報を管理したり分析したりする概念のことです。これを実現するためのツールをCRMツールと呼んでいます。特徴は入力フォーム作成機能があり、入力フォーム作成と一緒にCRMツールも検討している人におすすめです。
Web制作会社に外注
自社対応が厳しい場合はWeb制作会社に入力フォーム作成を外注でお願いする方法があります。費用が数万円から数十万円ほどかかりますが、オリジナルの入力フォームが作成できるので、おすすめです。特にこだわったオーダーメイドの入力フォームを作成する際、Web制作会社にお願いするのも方法のひとつです。費用の他に入力フォームを変更する際、その場ですぐに対応しづらいのがデメリットです。
よくある入力フォームの種類
次に入力フォームの種類をピックアップしてご紹介します。
Googleフォーム
Googleフォームはネーミング通り、Googleが提供するフォーム作成ツールです。使いやすいうえ無料で、アンケートフォームやキャンペーンの申し込みフォーム、問い合わせフォームなど、さまざまな用途で利用されています。フォームを簡単に作成できるのはもちろん、集計と分析をアシストする機能があるのが特長です。初めてフォーム作成ツールを利用する人に扱いやすいツールといえます。
メールフォーム
メールフォームはWebページに直接テキスト入力し、サイト管理者へメール送信できる入力欄のことです。ユーザーが入力した情報と選んだ内容などが、WEBサーバーを経由してサイト管理者へ送信される仕組みです。
他入力フォームの種類
・アンケート入力フォーム
・会員登録フォーム
・メルマガ登録フォーム
・問い合わせフォーム
・ログインフォーム
・予約登録フォーム
・資料請求フォーム
・イベント申し込みフォーム
入力フォームはいろいろな種類があります。
ブラウザの検索窓も入力フォームのひとつです。Web上に入力フォームが存在しなければ、情報伝達手段はメールやファックス、郵送になり、企業にもユーザーにもお互い手間がかかる上、記入漏れが起こる可能性があります。入力フォームは入力必須項目の記入漏れが検知できるうえ、サイト側がユーザーの必要な情報をもれなく収集できるのがメリットです。また、入力フォームによっては入力したユーザーに自動返信メールが送られ、入力内容をサイト側に通知することもできます。自社のデータベースと連携すると、フォームに入力された情報が、自動的に自社のデータベースに保存されるのも特徴です。
入力フォームとあわせて知りたい基礎用語
最後に入力フォームとともに知っておきたい基礎用語をご紹介します。
フォーム離脱率
フォーム離脱率とは入力フォームにアクセスしたユーザーが、情報を入力せずにページから離れる割合です。平均的なフォーム離脱率は約7割といわれています。フォーム離脱率が高い原因は、入力フォームのデザインをはじめ、項目、メッセージなどに改善すべき可能性があるようです。詳細は後述する「EFO(入力フォーム最適化)」で解説します。
EFO(入力フォーム最適化)
EFOとは「Entry Form Optimization」を略した言葉で、ユーザーがフォームから離れるのを改善するため、入力フォームを最適化することをいいます。たとえば入力項目が多すぎる、エラー表示がわかりにくい、入力時にストレスになっていないか、入力フォームがスマホ対応か、デザインが企業のイメージと違っていないかなどユーザーが離脱する原因を特定し改善策を実施します。その結果、ユーザーが入力しやすいフォームになるため、結果的に多くのリードを獲得することが可能です。
埋め込み型フォーム
埋め込み型フォームとはWebページの一部に入力フォームを埋め込むことです。フォームを埋め込むと、製品紹介のランディングページから、入力フォームまでのページ遷移は必要ないです。
リキャプチャ
リキャプチャとはbotのような悪質なアクセスからWebサイトを保護するため、Googleが提供しているサービスです。「私はロボットではありません」といった言葉や「信号の画像を選択してください」のような選択画面を見たことがある人もいると思われます。これがリキャプチャです。リキャプチャを設置しておくと、フォームからbotを弾けますが、ユーザビリティを損なう可能性があるため、注意することが大切です。
テキストボックス
テキストボックスとは入力フォーム内に設置できる、テキストを入力するボックスです。テキストボックスには名前や電話番号、メールアドレスを入力するための一行テキストボックスや、自由記入欄のように多くの文字数を入力できる複数行テキストボックスがあります。
ラジオボタン
ラジオボタンとは複数の選択肢から1つのみを選ぶボタンです。たとえば男性、女性、ノンバイナリーのような選択肢があります。
チェックボックス
チェックボックスとは選択肢から複数を選べるボタンです。複数の回答が想定される選択肢に用いられます。
プルダウン
プルダウンとはドロップダウンとも呼ばれており、スクロールして選択肢から選べるスタイルです。たとえば都道府県は選択肢が多いので、入力フォームのスペースが圧迫されます。プルダウンにすると、入力フォームの見ためがスッキリするのがメリットです。
まとめ
復習になりますが、入力フォームとは、アンケート回答や問い合わせ、会員登録、資料請求などをするときにユーザーが情報入力をして送信するWeb上の画面です。ユーザーにページを離れず最後まで情報を入力してもらうには、入力しやすいデザインのフォームが大切なポイントです。先述したように入力フォームの作成方法はいくつかあり、自社に合った手段を選ぶことが大切です。無料で使えるツールがありますが、フォーム作成数と機能に制限があります。どこまで無料で作成可能かを最初に確認しておくのが大切です。
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