EasyEntryの特徴と料金|その他のおすすめEFOツールも紹介
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目次
EFOツールの役割とは
今回紹介するEasyEntryは、EFO(entry form optimization)ツールの1種です。EFOツールとは、ホームページのユーザーがスムーズに入力できるよう、入力フォームの最適化をおこなうツールです。
たとえば、ユーザーがホームページで資料請求や商品購入するとき、氏名や住所などさまざまな情報を入力しています。もし、入力しづらいフォームならば、ユーザーは途中で離脱するでしょう。
企業側は、ユーザーがストレスなく入力できるよう入力フォームを最適化する必要があります。今回は、EFOツールの1つであるEasyEntryについて解説しましょう。
EasyEntryの7つの特徴
EasyEntry(イージーエントリー)は、株式会社HARMONYによって提供されているEFOツールです。EasyEntryを導入すれば「ユーザーの離脱箇所」や「エラー箇所などの問題点」を発見し、入力フォームの改善につなげられます。
本章では、EasyEntryの特徴を7つ紹介します。EasyEntryの特徴を理解し、効果的なホームページ制作に役立てましょう。
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導入までが速い
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操作が簡単にできる
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フォーム内容が自動で取得できる
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複数画面のフォームでも設定しやすい
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便利なレポートが自動作成される
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カーソル位置が最適化される
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FTP情報の入力で一層便利になる
1:導入までが速い
EasyEntryの特徴として「導入までの速さ」が挙げられるでしょう。EasyEntryを初めて利用する場合、基本的な導入フローは「サイトから申し込み」「審査」「アカウントの発行と連絡」「利用開始」となっています。
最初に、サイト内の「申し込み専用ページ」に必要な情報を入力し申し込んでください。その後、利用規約に基づいた厳正な審査がおこなわれます。審査の通過後、パスワードとユーザーIDがメールで届きます。
届いたパスワードとユーザーIDでEasyEntryの管理画面にアクセスすれば、利用開始可能です。
2:操作が簡単にできる
EasyEntryには「操作が簡単」という特徴があります。EasyEntryで解析する場合、解析対象の入力フォームのURLを、EasyEntryの画面に貼付けます。その後、データの自動取り込みがすぐに始まり、計測するのです。
3:フォーム内容が自動で取得できる
EasyEntryは、指定ページのフォームの情報を自動で取得します。設定は簡単で、最初に「nameというテキスト入力欄がある」といった情報が表示されるため、それを確認してください。
「計測したいフォーム」あるいは「計測したくないフォーム」があれば、個別に設定することも可能です。
4:複数画面のフォームでも設定しやすい
入力内容によっては、入力フォームが複数の画面に渡る場合もあるでしょう。たとえば、旅行ツアーを申し込む入力フォームの場合、「ツアーを申し込む」「日程を選ぶ」「確認する」といった複数の画面に渡るケースがあります。
EasyEntryは、複数画面に渡る入力フォームにも対応しているため、安心して使用することが可能です。
5:便利なレポートが自動作成される
計測終了後、EasyEnteryは結果をまとめたレポートを自動作成します。レポートの基本構成は「表紙」「サマリー」「エラー詳細報告」「項目到達報告」となっており、社内スタッフや関係者にも理解しやすい作りとなっています。
レポートをブラウザで確認したら、PDFレポートとして保存してください。「PDFレポート作成」を選べば、簡単にPDFレポートの提出が可能です。たとえば、社内で報告するとき、メールの添付資料やプレゼンの関連資料として使用できます。
6:カーソル位置が最適化される
EasyEntryにはカーソル位置を最適化する機能があります。カーソルを最初の入力位置に自動セットするため、カーソルを移動させる手間が省けます。
ユーザーがキーボードを打つとき、すぐに入力できるので利便性が良く、入力率のアップにつながるでしょう。
7:FTP情報の入力で一層便利になる
FTP情報を入力すれば、EasyEmtryをより便利に使うことが可能です。FTP情報とは、ホスト名(FTPサーバー名)・ユーザー名(アカウント)・パスワードを指します。
FTPとは「File Transfer Protocol」の略称で、「ファイル転送プロトコル」と言われています。パソコンからパソコンへファイルを送信したり、遠隔地にあるパソコンからファイルをコピーしたりする仕組みのことです。
EasyEmtryにFTP情報を入力すれば、変更したファイルをサーバーに掲載してくれます。また、フォームの基本的な機能を変えることなく、計測タグとカーソルの位置調整をおこないます。
EasyEntryの料金プラン
EasyEntryの料金プランはポイントによる課金制で、Aプラン・Bプラン・Cプランの3種類用意されています。各プランは月内のPV数によって設定されており、上限を超えると計測が停止するため、予算を安定させることが可能です。
Aプランは、計測フォームページごとのPV数が1~10,000、ポイント消費は1となっています。またBプランは、10,001~50,000、ポイント消費は100です。そしてCプランは、50,001~100,000、ポイント消費が500となっています。
各ポイント数の料金は「1ポイント100円(+消費税)」「10ポイント1,000円(+消費税)」「50ポイント5,000円(+消費税)」「105ポイント10,000円(+所費税)」です。
さらに「550ポイント50,000円(+消費税)」「1,200ポイント100,000円(+消費税)」と設定されています。尚、初期費用として500ポイント必要です。
出典:料金表|入力フォーム最適化 EasyEntry 株式会社HARMONY(ハーモニー)
参照:http://easy-efo.com/flow/
EFOツールを選ぶ際の4つのポイント
EFOツールは入力フォームを最適化するツールです。最適なEFOツールを導入すれば、申し込みや購入、登録などのアップにつながります。
EFOツールを選ぶとき、大切なポイントが4つあります。本章では4つのポイントについて、それぞれ解説しましょう。
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料金体系の把握
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入力フォーム改善までの速さ
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スマホ対応のページ作成の可否
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分析や計測の機能の充実度
1:料金体系の把握
EFOツールを選ぶとき、料金体系を確認しましょう。料金体系だけではなく、初期費用の有無、最低契約期間なども調べてください。
「フォーム数に上限がある」あるいは「別途設定料金が発生」といったケースもあるため、注意しましょう。自社に適した料金体系を選ぶことが大切です。
2:入力フォーム改善までの速さ
入力フォームの改善を速くできるかどうかも、EFOツールを選ぶときのポイントになります。入力フォームの問題点が分かった後は、入力フォームをできる限り速く改善することが大切です。
EFOツールをスムーズに使うためにも、各ツールの機能数や内容、レポートの内容や出力方法などを確認してください。
3:スマホ対応のページ作成の可否
EFOツールを選ぶときは、スマートフォンに対応しているかどうかも大切なポイントです。スマートフォンは画面が小さいため、パソコンとは異なる最適化が求められます。
EFOツールによっては、スマートフォンに特化したタイプ、スマートフォンとパソコンとでプランが分かれているタイプがあります。どのようなプランになっているのか、きちんと調べてから選びましょう。
4:分析や計測の機能の充実度
計測や分析の機能がどの程度充実しているかどうかも、EFOツールを選ぶときの大切なポイントです。
おもなデータとしては、PV数・平均コンバージョン時間・確定率・UU数・CV数が挙げられます。EFOツールについて検討するとき、どのようなデータを取得できるのか確認してください。
最適なEFOツールを採用すれば、ユーザーがどの部分にストレスを感じ離脱しているのか、問題点を明確にすることが可能です。
EasyEntry以外のおすすめEFOツール6選
EasyEntry以外のEFOツールを6つ紹介します。最適なEFOツールを選ぶためには、各EFOツールの特徴や料金体系、メリットやデメリットを知ることが大切です。
それぞれのEFOツールについて解説しますので、参考にしてください。
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f-tra EFO
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Form Assist
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EFO CUBE
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ormy
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Gyro-n
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EFOcats
1:f-tra EFO
f-tra EFO(エフトラEFO)は、株式会社エフ・コードによって運営されているEFOツールです。
f-tra EFOの導入時間は約15分、フォームの成績は平均22%アップするとされています。導入フォーム数は約3,700件になり、大手企業やベンチャー企業など多岐に渡ります。
f-tra EFOのおもな特徴としては、豊富な入力支援機能が挙げられるでしょう。使いやすい設定画面となっており、改善サイクルをスピーディに進めることが可能です。
f-tra EFOの基本料金は月額33,000円(税込)で、10フォームまで対応しています。契約期間は6か月から可能です。ちなみに、設定変更代行は個別見積もりになりますが、11,000円(税込)~設定されています。
出典:充実の入力支援機能で、平均22%の改善効果。|エフトラ EFO
参照:https://f-tra.com/ja/efo/
2:Form Assist
Form Assist(フォームアシスト)は、入力フォーム最適化市場で高いシェア率を誇るEFOツールです。導入フォーム数は5,000件を超え、特に金融業界で多く導入されています。
東京都港区にある株式会社ショーケースによって提供されているEFOツールです。
Form Assistの料金はUU(ユニークユーザー数)によって月額料金が発生します。0~500UUは月額30,000円、501~15,000UUは月額100,000円、15,001~30,000UUは150,000円、30,001UU以上は別途見積もりが必要です。
出典:Form Assist|株式会社ショーケース
参照:https://efo.showcase-tv.com/formassist/
3:EFO CUBE
EFOCUBEは、導入フォーム数が約4,200フォームあり、美容・医療、物販・小売、ホテル・旅行などさまざまな業界で導入されています。カート連携実績数と入力補助機能数は業界内でも高く、多くの企業から信頼されています。
EFOCUBE導入後は、フォーム改善などのサポートを受けられるので安心です。またテストをして効果がなければ、全額返金保証の制度があります。
EFOCUBEの月額利用料は50,000円(5フォーム)となっており、最低契約期間は6か月です。6フォーム目から1フォームにつき10,000円発生します。ちなみに、初期費用とサポート費用は無料です。
出典:料金・導入の流れ|EFO CUBE
参照:https://www.efo-cube.info/price/
4:formy
formy(フォーミー)は、フォーム作成・データ収集・分析・フォーム改善までの作業を全てできるEFOツールです。
一連の作業をまとめてできるため、作業の効率向上にもつながります。初回申し込みに限り30日間無料で試すことが可能です。また、料金はワンプライスとなっています。
出典:formy(フォーミー)の料金プラン|formy(フォーミー)
参照:https://formy.jp/
5:Gyro-n
Gyro-n(ジャイロン)はデジタルマーケティングをサポートするサービスで、その中にEFOツールにあたるGyro-n EFOを提供しています。
Gyro-n EFOは、導入実績が800社以上あり、専門スタッフによる手厚いサポートがおこなわれています。また、Gyro-n EFOの導入はタグを挿入するだけなので手間もあまりかかりません。ユーザーだけではなく、導入企業にとっても使いやすいツールです。
Gyro-n EFOの料金は月額15,000円(税別)~になります。ただし、月間UU(ユニークユーザー)数により料金は変動します。初期費用は2フォーム目まで無料です。しかし、3フォーム目以降は1フォームあたり10,000円発生します。
出典:Gyro-n EFOはフォームのプロが徹底サポート!|株式会社ユニヴァ・ジャイロン
参照:https://www.gyro-n.com/efo/
6:EFOcats
EFOcatsは、スマートフォン上の入力フォームを「1画面1質問」にすることで、ユーザーの離脱率改善を目的としたEFOツールです。
使用中の入力フォームを変更せずにスマートフォンを最適化したいケースに適しています。ユーザーが入力時に感じるストレスを軽減し、使いやすい画面作りをおこなっています。
EFOcatsの料金は「月額30,000円/1ドメイン(SPサイト最適化)」と「月額50,000円/1ドメイン(SP+PCサイト最適化)」の2パターンあります。ちなみに、初期費用は300,000円です。
出典:EFOcats の料金プラン|株式会社エフカフェ
参照:https://www.fcafe.com/efocats/
EasyEntryの特徴を把握して利用してみよう
EasyEntryの特徴や料金体系についてまとめました。また、EFOツールの選択ポイントや他のEFOツールについても紹介しました。
EasyEntryの特徴について理解を深め、導入するかどうかしっかり検討しましょう。
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