Crazy Eggとは?機能や導入する上でのメリット・デメリットもご紹介
CATEGORY
TAGS
目次
自社のWebサイトの成果を最大化するためには、効果的にLPO(ランディングページ最適化)を実施する必要があります。
そこで活躍するのがCrazy eggです。
Crazy Eggとは、ユーザー行動の解析に特化したツールで、自社のLPやWebサイトの強みや弱みをデータ化して分析することができます。
本記事では、Crazy Eggの機能や導入のメリット・デメリットについて解説し、LPOの目的を達成するのに役に立つ他のツールを併せて紹介します。
Web解析ツールの「Crazy Egg」とは?
「Crazy Egg」とは、様々な機能を通して、ウェブサイトを訪れた人がサイトで何をしているのか、またなぜそのようなことをしているのかを解析する、ユーザー行動解析ツールです。
「Crazy Egg」を利用すれば、「売り上げを伸ばしたい」「購読者を増やしたい」「より多くのページビューを獲得したい」という企業の目標を達成するために、気軽にウェブサイトを最適化することができます。
Crazy Eggの主な機能4つ
Crazy Eggには主に「ヒートマップ」や「コンフェッティ」「スクロールマップ」「A/Bテスト」の4つの機能があります。
ここではそれぞれの機能について詳しく見ていきましょう。
1:ユーザーのクリック箇所がわかる「ヒートマップ」
ヒートマップを使用するとウェブサイトを訪れたユーザーのクリック箇所を知ることができ、クリックされた箇所を可視化することができます。
ユーザーがどの箇所をクリックしているかを知ることで、見て欲しい箇所をもっと大きく表示したり、もっと注目してほしい箇所があれば表示場所を変えたりするなど、サイトでのコンテンツの配置やサイズについて改善すべき点を知ることができるでしょう。
2:流入がわかる「コンフェッティ」
コンフェッティではサイトを訪れたユーザーがどこから流入したのかを知ることができます。またユーザーの流入元を知るだけでなく、流入元やクリックまでにかかった時間などに分けて解析することもできます。
どこから訪れたユーザーがどのような行動をしているのか、流入元ごとの行動の違いを一目で確認することができるため、とても便利です。
3:スクロールされている箇所がわかる「スクロールマップ」
スクロールマップはサイトを訪れたユーザーがページをどこまでスクロールしているかがわかる機能です。ページのどこまでを多くの人が見ていて、どこからを見ていないかが一目でわかります。
色別に示されるため、ページの半分より下が青になっていれば、ページの半分より下を見ているのは全体の約25%以下しかいないということです。
たくさんの人に見てもらいたい内容がページの半分より下にあれば、上に配置するなどページの改善や最適化を図ることができます。
4:検証したい要素を比較できる「A/Bテスト」
Crazy EggではA/Bテストを実施することができます。A/Bテストを利用することで検証したい2つの要素を選んで比較することが可能です。
要素を選んで比較、検証することでコンバージョン率の高いアイデアを見つけられ、A/Bテストの実施によりビジネスゴールを簡単に設定したり、達成したい目的に沿ったサイト行動をマッピングしたりできます。
Crazy Eggを使うメリット3つ
ここまでCrazy Eggの概要や主な機能などをご紹介して参りました。では、ウェブページ解析ツールCrazy Eggを利用するとどんなメリットがあるのでしょうか。
ここでは、Crazy Eggを使うメリットについて3つご紹介します。
1:細かな分析ができる
Crazy Eggを使用するメリットの1つとして挙げられるのは、細やかな分析ができるということです。
Crazy Eggではサイト訪問者の地域や使用しているデバイスの種類、サイト訪問者が訪れた時間など、様々な観点からユーザーの細やかな分析をすることができます。
このようなハイレベルな分析ができるアプリは少ないでしょう。
2:導入や設定の手間が少ない
導入や設定の手間がなく簡単に取り入れることができるのもCrazy Eggを使うメリットの1つです。
高性能なウェブページ解析ツールは他にもありますが、簡単に設定でき、手間がかからないのはCrazy Eggの特徴と言えます。
初期設定にかかる時間はおよそ10分程度で、1度設定してしまえば、週に15分から30分程度のメンテナンスをするだけで、継続して使用することが可能です。
3:トライアル期間がある
Crazy Eggにはトライアル期間があるというのもメリットの1つです。無料のトライアル期間は約30日あるため、気軽にじっくりと試すことができます。
Crazy Eggには様々な料金プランがありますが、最初にどのプランにするか選択すると約30日間のトライアル期間がスタートする仕組みです。
プランによってサービス内容が異なるため、自分に適したプランを選んで試し、もし自分が思っていたものとは違った場合には解約することができます。
無料のトライアル期間が終了すると、選択したプランの料金が請求されるため、解約しようと思っている場合には注意しましょう。
出典:価格設定|Crazy Egg.Inc
参照:https://www.crazyegg.com/pricing
Crazy Eggのデメリット3つ
ここまでCrazy Eggのメリットについて3つご紹介して参りました。細やかな分析ができたり導入や設定の手間がないなど、Crazy Eggには様々なメリットがある反面、デメリットもあります。
ここではCrazy Eggのデメリットについて見ていきましょう。
1:英語で表記されている
Crazy Eggのデメリットの1つとしてまず挙げられるのが、英語で表記されているという点です。Crazy Eggは日本語の表記がなく、全て英語で表記されています。そのため、英語が得意な人は問題ありませんが、英語が苦手な人には使用するのが難しい可能性があります。
設定画面なども全て英語表記のため、書いてある内容がわからないと上手く使いこなせないということもあります。今後のアップデートが期待されます。
2:動きの多いページには向きにくい
動きの多いページには向きにくいという点も、Crazy Eggのデメリットの1つと言えるでしょう。
Crazy Eggは分析するページのスナップショットを撮り分析するため、カルーセルのような画像などのコンテンツをスライド表示するものや、コンテンツ部分を折りたたむアコーディオンなどは、どれがクリックされているのかわかりません。
そのため、動きの多いページには不向きと言えます。また、更新されるたびにページの長さが変わるようなものにも不向きです。
3:有料のプランしかない
無料のプランがなく有料のプランしかないということも、Crazy Eggのデメリットの1つと言えます。Crazy Eggには様々な料金プランがありますが、全て有料です。
全ての料金プランに無料のトライアル期間が設定されていますが、トライアル期間が終わってさらに使用したい場合には料金を支払わなくてはなりません。
そのため、無料のトライアル期間中に自分のサイトに適したアプリであるかどうかを見極める必要があります。
Crazy Eggのアカウント作成9つの手順
ここまでCrazy Eggのメリットについて3つとデメリット3つについてご紹介して参りました。
実際にCrazy Eggを使用するためには、まずCrazy Eggをインストールした後、アカウントを作成しなくてはなりません。そこで、ここではCrazy Eggのアカウント作成手順についてご紹介します。
1:Shopify app storeへ移動する
まず初めにCrazy Eggをインストールすることから始めましょう。Crazy Eggをインストールするために、Shopify app storeへ移動します。
Shopify app storeへ移動したら、Crazy Eggでアプリ検索しましょう。
2:「Crazy Egg」の「Add app」をクリック
Shopify app storeでCrazy Eggを検索してページが表示されたら、「Add app」と書かれたボタン、もしくは「アプリを追加する」と書かれたボタンをクリックしましょう。
3:「アプリをインストール」をクリック
「Add app」もしくは「アプリを追加する」のボタンをクリックすると、「あなたはCrazy Eggをインストールしようとしています」という表示と、Crazy Eggでできるようになることが表示されます。
詳細や要項などを確認して、問題なければ画面右下に表示されている「アプリをインストール」ボタンをクリックしましょう。
4:インストールが完了
Crazy Eggの「App add」ボタンをクリックして、「アプリをインストール」ボタンをクリックすれば、インストールの手順は終了です。
インストールが完了するまで少し待ちましょう。
5:「Create new account」をクリック
Crazy Eggのインストールが完了したら、Crazy Eggを使用するために必要なアカウントを作成しましょう。
Crazy Eggのインストールが完了すると「Connect your Crazy Egg account」と画面に表示されます。アカウントを設定するには、このページの右下に表示される「Create new account」のボタンをクリックしましょう。
6:Eメールアドレスとパスワードを入力
「Create new account」をクリックすると、画面に「Create an account」と表示されます。その下に、Eメールアドレスとパスワードを入力する場所があるため、そこへEメールアドレスとパスワードを入力しましょう。
これでアカウントが作成できます。
7:自社のURLを入力
Eメールアドレスとパスワードを入力すると、次は画面に「Create your first snapshot」と表示されます。
自社のURLを入力する箇所があるため、そこへ自社のURLを入力しましょう。
8:操作画面録画の有無を選択
自社のURLを入力後、サイト訪問者の操作録画をするかしないかの選択をする箇所があります。
サイト訪問者の操作画面録画をしたい場合には、「Yes, turn on Recordings」のチェックボックスをチェックしましょう。
また、サイト訪問者の操作画面録画をしない場合には、「No,disable Recordings」のチェックボックスにチェックを入れます。
9:「Save」をクリックして完了
自社のURLを入力して操作画面録画の有無を選択したら、最後に右下にある「Save」ボタンをクリックしましょう。
これでアカウントの作成は完了です。その後、Crazy Eggの機能の1つである「A/Bテスト」の設定や「訪問者の分析」設定などを必要に応じて行いましょう。
Crazy Eggの料金とは?
ここまでCrazy Eggのメリット、デメリットについてご紹介して参りました。上記でも少し触れましたが、Crazy Eggには様々な料金プランがあります。
どのような料金プランがあるのか、詳しく見ていきましょう。
基本の月額29ドル
まずは基本の月額24ドルのプランをご紹介します。月額24ドルのプランでは月に30,000件までのサイト訪問者の分析を行うことが可能です。
また、月100個までのサイト訪問者の操作画面録画を行うこともできます。録画した操作画面は3カ月分保存しておくことが可能です。
その他、A/Bテストを無制限に行うことができたり、便利な機能を利用したりすることができます。
出典:価格設定|Crazy Egg.Inc
参照:https://www.crazyegg.com/pricing
標準の月額49ドル
続いて月額49ドルの標準プランをご紹介します。月額49ドルの標準プランではサイト訪問者の分析を月間75,000回まで行うことが可能です。
また、サイト訪問者がサイト使用中にどのような動きをしているかを録画する操作画面録画を500個まで保存できます。録画した操作画面は1年分保存することが可能です。
基本の月額29ドルプランと同様に無制限のA/Bテストやその他便利な機能が使用できます。サイト訪問者の分析回数や操作画面録画数、保存できる期間などが月額29ドルのプランより充実しているプランです。
出典:価格設定|Crazy Egg.Inc
参照:https://www.crazyegg.com/pricing
プラスの月額99ドル
最後にご紹介するのはプラスの月額99ドルのプランです。月額99ドルのプランでは、サイト訪問者の分析を月間150,000回も行うことができます。
また、サイト訪問者のサイト上での動きを録画する操作画面録画は、1,000個までの録画が可能です。録画した操作画面は2年間分保存しておくことができます。
もちろんA/Bテストを無制限で行うことができるなど、便利な機能も使用可能です。標準の月額49ドルプランよりさらに充実した内容となっており、人気の高い料金プランとなっています。
出典:価格設定|Crazy Egg.Inc
参照:https://www.crazyegg.com/pricing
Crazy Eggの他にもあるおすすめLPOツール
ここまでは、Crazy Eggについてあらゆる面から解説をしてきましたが、ここでは他のLPOツールを併せて紹介します。
他のツールについても情報を得ることで、自社にとってどのような機能が課題の解決に繋がりそうか判断することにつながるでしょう。
施策の実行に重点を置いたdejam
dejamは、「多機能、なのに低価格」なLPOツールです。
最大の特徴は、LPO施策の実行が容易になるということにあります。
例えば、Crazy Egg同様にヒートマップ解析やABテストの機能も備わっていますが、CTAなどのクリエイティブの改善案を提案してくれる機能が備わっています。
分析できる体制は整っているのに、施策を実行に移すリソースが確保できないという方にはおすすめです。
さらに業界最安値の料金設定となっており、10,000PVで2,000円の価格水準となっています。
公式サイト:https://leango.co.jp/dejam/
Crazy Eggでサイトの改善点を見つけてみよう
Crazy Eggの機能やアカウント作成手順、メリットやデメリットについてご紹介して参りましたがいかがでしたでしょうか。
サイトのユーザー行動解析ツールと言えばGoogle Analyticsがありますが、Google Analyticsで不十分な部分はCrazy Eggで補っていくとサイトを簡単に最適化することができます。
無料のトライアル期間もあるため、気になる方は気軽に一度試してみてはいかがでしょうか。Crazy Eggを使用してサイトの改善点を見つけましょう。
関連記事も読む
-
2023年08月30日投稿
LPはABテストで本当に改善する?成果の出る要素や手順、ツールを解説
続きを読む -
2023年08月21日投稿
ヒートマップとABテストのCVR最速改善テクニック3選|改善が停滞する落とし穴も紹介
続きを読む -
2023年08月18日投稿
離脱率を引き下げるためのABテスト実践法|離脱要因リストと対応策を解説
続きを読む -
2023年08月15日投稿
結果の出るABテストは仮説検証ができていた|成果の出る改善箇所の選び方
続きを読む -
2023年08月09日投稿
AB Tastyの料金や機能を他社と比較する|向き不向きなども解説
続きを読む