WordPressタグクラウドの設定方法|活用のメリット・デメリット5選
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WordPressでのタグクラウドとは?
ブログサイトなどでよく見られる「タグクラウド」ですが、これはキーワードをタグとして登録し、内部リンクのコンテンツとしてサイドバーなどで表示させる機能のことを指します。
WordPressでも各記事の重要ワードをタグ登録し、ウィジェットのプラグインを活用することで、タグクラウドとしての表示が可能です。
この記事では、WordPressにおけるタグクラウドの設定方法から、活用するメリット・デメリット、また設置の際のポイントまでお伝えしていきます。
WordPressタグクラウドの設定方法3選
タグクラウドをWordPress上で使うためには、ウィジェットを活用するのが便利です。ここではWordPressのタグクラウドウィジェットを追加する手順と、表示させるための設定変更の方法を3つのステップに分けてご紹介します。
WordPressタグクラウドの設定方法1:タグクラウドのウィジェットを入れる
デフォルトのテーマではタグクラウドは使えません。まずはウィジェットを追加しましょう。
WordPressの画面左側メニューより「外観」>「ウィジェット」を選択してください。「タグクラウド」が「利用できるウィジェット」の中にあるのが見つかれば、それを「フッター2」の「カテゴリ」の中へドラッグ&ドロップしましょう。
WordPressタグクラウドの設定方法2:正しく運用しているか確認
「タグクラウド」のウィジェットが追加されたら、変更内容は自動で保存されます。正しく保存された状態でページを表示させると、フッターを追加した場所にタグがクラウド形式で出ていることを確認できるでしょう。
なお、タグクラウド形式にすると、重要なタグが大きく表示されるようになります。タグが設定されている記事が多ければ多いほど、クラウドのフォントサイズも上がるため、よく使用されているタグが見た目からもわかりやすくなります。
WordPressタグクラウドの設定方法3:タグクラウドの設定変更
もちろんタグクラウドの設定変更からカスタマイズもできます。設定は「ウィジェット」画面から行いましょう。「タイトルおよび分類」から、タグクラウドで表示させるデータの対象を「タグ」以外にも「カテゴリ」「リンクカテゴリー」の3種類設定できます。
デフォルト状態では「タグ」になりますが、「カテゴリ」や「リンクカテゴリー」を選択した場合は、サイト上にどのような項目名で表記するかも編集で指定してから保存しましょう。また、「タグの数を表示」をチェックすると、タグが紐づく記事数もカッコ書きで表示できます。
WordPressタグクラウドを使う時のポイント3選
WordPressのタグクラウド設定方法がわかったら、次に使用時のポイントについても押さえておきましょう。
紹介するポイントは「内容の充実した記事を書く」「カテゴリーと同じ名称のタグは設定しない」「重要なキーワードをタグとして設定」という3項目ですが、どれもタグクラウドを有効活用するためには外せないものです。
注意すべきポイントに沿って設定することで、あなたのブログの効果を上げていくことにもつながっていきます。ぜひ3つのポイントの詳細も確認しておきましょう。
タグクラウドを使う時のポイント1:内容の充実した記事を書く
そもそもブログ本体の効果を上げるためにも、ひとつひとつの記事内容を充実させることは必要不可欠です。薄い内容の記事でタグを増やしても、重複コンテンツとして判別されマイナス効果になってしまいます。
もちろん投稿数や表示数も大事ですが、内容ありきだということを念頭に置いて、充実した記事を作成しましょう。内容の濃い記事から抜粋したタグであれば、タグ経由で入ってきたユーザーの満足度向上にもつながっていきます。
タグクラウドを使う時のポイント2:カテゴリーと同じ名称のタグは設定しない
「タグを複数設定したい」と考えるあまりに、カテゴリーと同じ名前のタグを設定しまう人がいます。これは避けましょう。カテゴリーとタグは別物です。同じ名前を設定すると、差別化ができなくなりユーザーの混乱につながります。
カテゴリーは記事を分類するための項目のため、基本的にはカテゴリー>タグでワードを設定することをおすすめします。タグも適当に設定するのではなく、ユーザー目線に立って決めていきましょう。
タグクラウドを使う時のポイント3:重要なキーワードをタグとして設定
記事の中でも重要なキーワードをタグにするということも大切なポイントです。タグを複数入れたい場合にも、重要なものから上位3つまでに留めるようにしてください。
「内部リンクを増やしたいから」とタグを設定しすぎると、記事のメインテーマもぼやけ、結果ユーザーに不親切なページになってしまいます。タグクラウドの本来の機能を有効活用する意味で、タグは1記事ごと重要キーワード3つまでで設定しましょう。
WordPressタグクラウドのメリット・デメリット5選
それではここで、WordPressタグクラウドのメリットとデメリットをそれぞれご紹介します。SEOの観点から見た場合にも良い面と悪い面があるため、それぞれをしっかりと把握したうえで自身のサイトに取り入れるかを判断してください。
タグクラウドのメリット1:ユーザーの滞在率が上がる
メリットの1つ目は、ユーザーの滞在率の向上です。内部リンクが増えるため、その分他の記事に飛んでもらいやすくなり、結果ユーザー1人あたりの滞在時間を長くできるでしょう。さらに、検索エンジンクローラーにも同じ効果が期待できます。
タグクラウドのメリット2:インデックス数が増える
メリットの2つ目は、ブログのインデックス数を増やせるという点です。タグごとに新しいページが追加されるため、タグの数だけインデックス、つまりページのURLを作ることができ、SEOにもつながります。さらに、タグクラウドを使うことでの「まとめ」ページも作成されます。
タグクラウドのメリット3:検索順位アップの可能性がある
インデックス数が増え、さらにユーザーの滞在率が上がると、それはつまり有益なコンテンツが多いサイトだと判断されやすくもなります。クローラーがサイト内を巡回し、検索キーワードに関連するコンテンツが多いと判別されれば検索順位アップの可能性もあります。
このように、WordPressタグクラウドにはメリットもたくさんあります。全く使ったことがないという人は一度試してみるのも良いでしょう。
タグクラウドのデメリット1:重複コンテンツが増える可能性
タグクラウドはメリットも多くありますが、使い方に気をつけないとデメリットも出てきます。
1つ目のデメリットは、重複コンテンツが増える可能性があるということです。類似のタグが増え、タグに紐づく記事が1~2個程度しかないといったことや、内容がほとんどないページが作られてしまうと本末転倒です。
いくらタグやページが多くても、内容が有益でなければ逆効果です。タグクラウドを活用する場合でも、どのキーワードをタグ化するかはしっかり検討し、設計しましょう。
タグクラウドのデメリット2:キーワードスタッフィングに見える可能性
WordPressタグクラウドの2つ目のデメリットは、キーワードスタッフィングに見える可能性があるという点です。キーワードスタッフィングは、SEOスパムの一種でウェブページ本文の内容とは関係のないキーワードを羅列し、検索エンジンの評価を上げようとする手法のことです。
当然キーワードスタッフィングだと判断されれば評価は落ちますし、検索順位も下がります。タグクラウドをむやみやたらに乱用するとかえって良くないということは、肝に銘じておきましょう。
WordPressでタグクラウドを活用しよう
新しいウェブサイトやブログを開設するとなった際、WordPressで簡単に作成はできても軌道に乗せるのはなかなか大変です。そもそも検索結果に表示されなければ、アクセスも伸びづらいでしょう。
そんなとき、タグクラウドを正しく活用することで少しでも順位アップできる可能性が高まるならいかがでしょうか。無料で使える機能ですし、一度試してみる価値はあります。デメリットに留意しつつ工夫や改善を重ね、SEO的にもユーザー的にも利便の良いサイトを目指しましょう。
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