あれば便利!CV向上に役立つEC分析・効率化ツールを紹介します

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dejamブログ運営局

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無料で改善案も入手できるLPOツール「dejam」。ヒートマップ、Web接客、プロジェクト管理、改善ナレッジなど盛りだくさん!

EC事業が拡大していくことで、受注件数や顧客情報などの様々な管理が複雑化していくと思います。しかし、新しい生活様式への変更に伴いEコマース市場自体が追い風を受けることになる以上、得られた顧客情報を最大限活用して事業をグロースさせていきたいところです。

そこで今回は、効率的にEC事業を成長させるために必須のEC分析ツール、MAツール、在庫管理システムを網羅的にご紹介していきます!そして、紹介したツールを導入する最適なタイミングや、各社のツール特有のメリットも詳しく説明します。

まずは必須!おすすめのEC分析ツール

ECの分析ツールは十人十色で、強みや弱み、特徴はツールによって大きく異なります。したがって、EC分析ツールを選ぶ時は、どのような課題(購入単価の向上や閲覧数増加など)をどうやって解決(SEOや顧客情報、競合他社との差別化など)したいのか?を第一に考えましょう。

また、最近の分析ツールは、サービスの一環として分析ツールを活用するためのマニュアル講座が提供されていたり、EC分析に特化した教本も多数販売されています。これらもうまく活用して、事業をスケールさせていきましょう!

Google Analytics

https://marketingplatform.google.com/intl/ja/about/analytics/

Googleアナリティクスとは、Google社が運営するデータ分析ツールのことです。WebマーケティングやECマーケティングに携わっている人で、Googleアナリティクスを知らない方はほぼ居ないと言って良いのではないでしょうか。

Googleアナリティクスの特徴特徴は、自分でセグメントを決めることでマーケティングに必要なデータを割り出し、エクセルに落とし込める点です。ユーザーや集客状況、ユーザーの行動解析を通してユーザーのニーズや施策を逆算することが出来ます。

ただし、データ解析に不慣れな場合、どのようなセグメンテーションを行えば最適なデータ解析ができるのか難しい人もいらっしゃると思います。そこで、Googleアナリティクスに特化したデータ解析の手引き書のオススメも紹介いたします。

ツール導入のメリット

  • データを扱える自由度が高いため、自社の問題点を解析するための数値を抽出できる

  • Googleアカウントを持っていれば簡単にサービスの登録ができる

  • Googleアナリティクスに特化した参考書が多数存在するためデータ解析初心者でもカンタン

価格

原則無料。個人や中小企業でGoogleアナリティクスを活用する際は無料版でも問題ないでしょう。
ちなみに、Googleアナリティクス360という大企業向けの有料サービスも存在します。

Googleデータポータル

https://marketingplatform.google.com/intl/ja/about/data-studio/

Googleデータポータルとは、スプレッドシートやGoogleアナリティクスなどのGoogle社が取り扱っているto Bサービスのデータを一括化できる分析ツールです。さらに、Twitterなどの他社サービスの情報も自由に分析できることも魅力の一つです。

さらに、得られたデータを円グラフや散布図といったチャートに落とし込めることも特徴といえるでしょう。様々な媒体から得られた情報を多角的に検討し、ビジュアルデータとして新たに分析するために必須のツールです。

「分析したデータを一元化したい!」
「他の分析ツールで得られたデータをまとめたい!」
というニーズのある方にオススメです。

価格

無料。

Google Search Console

https://search.google.com/search-console/welcome?hl=ja

Google Search Consoleとは、Google検索エンジンがどのように自社のECサイトを認識しているかを分析するツールです。Googleアナリティクスが顧客の行動を分析できるツールですが、Google Search Consoleは、Googleからの評価を分析できるツールです。

世界最王手の検索プラットフォームであるGoogleとはいえ、顧客やユーザーにとって価値のある情報を提供をできない場合、信頼を失墜させてしまうリスクがあります。

したがって、Googleは情報の質を担保するためにも「顧客にとって良いサイト」を上位に表示できるよう、SEOとしてWeb・ECサイトを分析しています。

そこでECサイトは、Google Search Consoleを通して顧客にとって良い情報を提供しているか?(=Googleの検索上位に表示してもらえるか?)を客観的に評価するためにうってつけの分析ツールといえるでしょう。

Google Search Consoleも指南書が沢山販売されています。SEO対策やGoogle Search Consloleを用いた分析に不慣れな方は購入しておくと安心です。XMLサイトマップやエラー対策、HTMLなどの専門的内容をキャッチアップすることで、Googleにも顧客にも好かれるサイトを構築していきましょう。

ツール導入のメリット

  • Googleアカウントを持っていれば無料で使うことが出来る

  • Googleの検索アルゴリズムに則って適切なSEO対策を行える

  • 初心者向けのGoogle Search Consoleの参考書も多数存在

価格

無料。

Sechstant

https://sechstant.jp/

Sechstantとは、株式会社ecbeingとTableau Japan株式会社が共同・開発したECマーケティングに特化した分析ツールです。オムニチャネルにも対応しており、実店舗・オンライン店舗の購買行動や、広告効果を視覚的に比較することができます。

オムニチャネルを用いたEC事業を行っている場合はもちろんですが、ポイント履歴や累計購入金額、リピート率などのGA(Google アナリティクス)より詳しい顧客情報を基にデータを分析したい場合にも、Sechstantはオススメできます。

ツール導入のメリット

  • EC分析(特にオムニチャネルの効果を分析)することに強み

  • GAより一歩踏み込んだ顧客情報を分析し、検討できる

  • web広告の効果やメール開封率のデータ分析も対応可能

価格

月額50,000円〜。

ミエルカ

https://mieru-ca.com/

ミエルカは、ECサイトの売り上げ向上のために必要なSEO対策に強みを持つオンライン分析ツールです。ECサイトを運営していて気づかなかった顧客の新しいインサイトの可能性を提示したり、売り上げアップに貢献できるキーワードを分析できます。

さらにミエルカは、提示された分析結果や優先順位は可視化することもできます。したがって、数値を用いたデータ解析が苦手な方でも使いやすいツールといえます。ECサイトのコピペチェックやCVに関わる問合せページのヒートマップも作成できるので、ECのサイト分析をSEOの視点から行いたい方にうってつけのツールです。

ツール導入のメリット

  • ECサイトにおけるSEOの課題を視覚的に分析し、提案する

  • 顧客のインサイトに叶った新規キーワードを予測・自動で提示する

  • システム支援だけでなく、SEO対策のサポートチームも支援可能

価格

月15万〜。無料トライアルあり。

KARTE

https://karte.io/

Karteとは、顧客行動への分析に特化したEC分析ツールです。ECサイト全体の傾向を客観的に認識することは他のEC分析ツールでも行うことが可能です。しかし、一人一人の顧客情報をリアルタイムに抽出し、データ化できることにKarteの強みがあります。

ECサイトだけでなく、自社アプリやメール、LINEといったSNSでの顧客情報も横断的に理解できるKarte。顧客の個別的ニーズを満たし、満足度を最大化させるようなEC戦略を考えたい時にオススメのツールといえます。

ツール導入のメリット

  • 様々なチャネルでの顧客の行動を分析し、インサイトを深く考えられる

  • 他のデータ分析サイトにおける情報を統合できる

  • 顧客とのチャット機能やメッセージ機能も搭載

価格

問合せが必要。ただし14日間の無料トライアルあり。

eMark+

https://www.valuesccg.com/service/dmd/emarkplus/

eMark+とは、国内に約30万人存在するクレディセゾン会員の行動ログを分析することができるサービスです。

性別や年齢層・エリアといったユーザー会員の属性でセグメントすることで行動履歴を分析できるだけでなく、ユーザーがアクセスした国内の同業他社のサイトログを分析することも可能です。競合他社を分析することで自社ECサイトの強みを洗い出したい時に、eMark+はオススメできます。

ツール導入のメリット

  • 競合他社の分析に強みを持つ

  • 国内ユーザーの行動ログをリアルに追跡できる

価格

初期費用10万円、月額費用10万円〜。用途に合わせた上位サービスも展開。

Tableau

https://www.tableau.com/ja-jp

Tableau(タブロー)とは、企業内で蓄積されたあらゆるデータを集約し、可視化することで次のECマーケティング戦略を考えるためのBI(ビジネスインテリジェンス)ツールです。

EC事業が成長していくにつれ、CRMツール(顧客管理ツール)やMAツール(マーケティングオートメーションツール)などの様々な分析・管理ツールを用いることが多いです。

そこでBIツールであるTableauを用いることで、あらゆるデータを統合した上で、新しい課題を発見することができます。データ分析に慣れていない方は、Tableauを駆使するための特別トレーニング講座も利用可能です!

ツール導入のメリット

  • プログラミングが出来なくても直感的にデータを分析できる

  • 分析したデータは視覚的に提示される

  • 様々なデータ分析・管理ソフトの情報を統合できる

価格

Tableau Creatorは年額102,000円。
用途に応じてTableau ExplorerやTableau Viewerも展開。

EC事業におすすめのMA(マーケティングオートメーション)ツール

MAツールとは、顧客へのマーケティング施策を自動で行う機能を持ったツールを総称します。ECの分析ツールで得られた知見をMAツールで実行していくことで、効率的に施策のPDCAを回すことができます。

今回は、代表的なMAツールを3つご紹介します。

###SATORI

https://satori.marketing/

SATORIとは、任意のタイミングで特定のターゲットへ通知やポップアップを提示したり、顧客の志向に最適化した情報を提供できるMAツールです。

SATORIのMA機能は幅広いことも特徴的です。新規顧客や、獲得したリードに向けて定期的に配信を送ることはもちろんですが、複数ドメインのアクセス履歴を保存するといった高度な施策も可能です。

顧客への施策のみならず、リードの一元管理や効率化も可能な万能なツールといえるでしょう。

ツール導入のメリット

  • 顧客への情報発信から一括管理まで1つのシステムで集約可能

  • 各施策の結果をマーケティングレポートとして可視化できる

価格

初期費用30万円、月額費用148,000円〜。

MOTENASU

https://motenasu.info/

MOTENASUのMA機能は、従来よくある電話やメールアドレス・各SNSに向けた広告発信のみならず、オフラインのDM配信も自動化することができます。DMを自動化できることによって、ネットでの買い物に不慣れな層も開拓することができます。

顧客の属性や購買状況に合わせた多数のシナリオを作成することができることもMOTENASUの強みです。アフターフォローのやりとりも自動化しつつ「おもてなしフォーム」で顧客の煩わしさを最低限にした高品質なエントリーフォーム・LPを提供も一括で行えます。

ツール導入のメリット

  • 顧客のニーズに合ったDMを送付し、オフラインの施策も対応

  • ワンクリックでCVを達成できるようなLPを自動で配信

価格

初期費用30万円、月額費用はリード登録件数により異なる。
その他オプションプラン(LINE・SMSプラン等)も搭載。

Marketo Engage

https://jp.marketo.com/

Marketo Engage(マルケト)は、顧客の購買行動やインサイトを把握することに強みを持つMAツールです。Marketoの顧客行動のデータ精度は非常に優れており、機械学習によって匿名ユーザーの行動も分析することができます。

さらに、非常に高い自由度を誇るツールであるからこそ、Marketoを活用しているマーケターが情報交換できるコミュニティも存在します。マーケター同士の交流を通して得られた情報を、自社のMAや自社のECへの洞察に転用することができます。

ツール導入のメリット

  • MAの対応範囲がto B/to C、匿名顧客~既存顧客と幅広い

  • マーケターコミュニティによる情報交換が盛んでノウハウが増える

  • 顧客の購買行動へのデータ解析に特化しており機能がシンプル

価格

要問合せ。

EC事業におすすめのCRM(顧客管理)ツール

CRMツールとは、過去に自社ECサイトとの接点があった顧客の情報を収集・管理しつつ購入に繋がる訴求を行えるツールです。MAツールは新規顧客や潜在顧客のデータ分析に一方で、CRMツールは既存顧客のデータ分析に強みを持ったツールともいえるでしょう。

リピーター顧客の継続が重要になるECマーケティングでは、CRMツールで既存顧客のデータを握っておくことは非常に重要です。CRMツールの機能やオススメツールに関してはこちらの記事でも詳しく説明しているので、ご覧ください。

https://cxbottle.com/users/cxeditor01/ODbzZDOFyJNSYbrhppOo

カスタマーリングス

https://www.customer-rings.com/

カスタマーリングスは、購入履歴やアクセス履歴といった定量データから、アンケートの回答や問合せ履歴といった定性データを集約・統合できるサービスです。

さらに、クロス集計やLTV分析など、様々な分析単位からデータを計測したり、MA機能を用いた施策の実行も可能です。

ツール導入のメリット

  • 顧客管理とデータ分析、MAが一括化されている

  • ミクロな顧客の行動履歴を定量/定性データから分析できる

価格

要問合せ。

うちでのこづち

https://www.uchideno-kozuchi.com/

うちでのこづちは、EC通販に特化したCRMツールです。顧客情報のデータ分析を基にCRM施策の打ち出し、効果検証までのフローを一気に行うことができます。

Google AnalyticsやLINE@連携、そしてECカートや基幹システムとの連携といった複雑な設定も行うことができる一方で、シンプルなUIが評判のツールでもあります。

ツール導入のメリット

  • EC通販のCRMに特化しているため、ノウハウが充実している

  • 顧客の解約率や継続率といった分析データを初心者でも簡単に可視化

価格

初期費用は要問合せ、月額費用29,800円(税別)〜。

EC事業におすすめの在庫管理ツール

CRMツールが顧客情報に特化しているツールと紹介しましたが、在庫管理ツールはその名の通りEC商品の在庫を管理するツールです。

いくら顧客の購入数が増加していても、商品の在庫がなかったら売り上げは立ちません。また、あまりにも注文が殺到してしまうと、受注や配送の処理が間に合わず、顧客に不満をもたらしかねません。

そこで最後は、仕事の効率化を促せるオススメ在庫管理ツールを紹介します。

ネクストエンジン

https://next-engine.net/

ネクストエンジンは、実店舗や自社ECサイト、AmazonやYahoo!ショッピングなどのECモールの在庫を一括管理しつつ、受注処理や商品登録といった配送作業を自動化できるツールです。

ネクストエンジンによって、商品の在庫状況から自社ECショップの売れ筋を確認したり、商品の売れ行きや卸先への発注状況から次の打ち手を考えることができます。店舗形態ごとの売り上げも比較・分析することもモチロン可能です。

ツール導入のメリット

  • ショッピングモールやショッピングカートと網羅的に連携できる

  • カスタマイズ性が高く、自分好みにアプリ機能を追加できる

価格

月額10,000円〜(基本料金)。30日間無料体験・デモ体験も可。

アラジンオフィス

https://aladdin-office.com/

アラジンオフィスは、販売管理と在庫管理を一括化できるパッケージツールを基本に、業種や課題に合わせてカスタマイズしやすいツールです。

カスタマイズできる機能として、プロジェクト管理や生産管理も可能なので、こだわりの商品の製造から販売まで一気痛感して行っているEC事業にオススメのツールでしょう。

ツール導入のメリット

  • 高い柔軟性を誇り、上流の製造管理から下流の在庫管理までシステム化◯

  • 複数のネットショップの在庫や顧客情報、ポイント管理も一元化できる

価格

要問合せ。

まとめ

ECサイトの売り上げアップのために、今回の記事ではECサイトの分析ツールと、MAツール・CRMツール・顧客管理ツールといった効率化ツールの特徴とメリット・価格を紹介しました。

弊社LeanGOでもEC事業のデータ分析や提案を行っています。「システムではなくコンサルタントからのリアルなフィードバックを直接貰いたい!」という方は、ぜひ弊社のHPもご覧ください。
https://leango.co.jp/

無料で改善案も入手できるLPOツール「dejam」。ヒートマップ、Web接客、プロジェクト管理、改善ナレッジなど盛りだくさん!

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