ECサイト内検索をご存知ですか?|機能からおすすめツールを紹介
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本記事では、ECのサイト内検索について紹介をしています。
自社でECサイトを運営している方で下記のようなお悩みはないでしょうか?
「ECサイトへの集客は出来ているか購入率が低い」
「ユーザーのECサイト滞在率が低い」
「リピーターの顧客が少ない」
このようなお悩みの方は、サイト内検索を充実させれば、改善ができる可能性があります。
しかし、ただサイト内検索を充実させるだけでは効果は見込めません。自社サイトの分析のコツや注意点もありますので、是非本記事で、サイト内検索について学び、自社のサイト運用に生かしてみましょう!
ズバリECサイト内検索とは?
サイト内検索とは、ユーザーがECサイトを訪問し、自分が欲しい商品の「フリーワード」や「カテゴリー」などの条件をサイト内から探し出すための機能全般のことです。
ECサイトでは、サイト内検索は非常に重要です。実店舗であれば、従業員がユーザーに声をかけ接客ができますが、ECサイトでは、接客はできません。ECサイトにおけるサイト内検索とは、実店舗に接客と同じくらい重要であると理解して下さい。
実装の理由1:商品の探しやすさが離脱率低下に繋がる
ECサイトでは、商品の探しやすさが”離脱率低下”に繋がります。ユーザーがECサイトを訪問して、商品検索しても検索結果が0であったり、商品検索がしにくかった場合、もうユーザーは二度とそのECサイトを訪れない可能性があります。
ECサイトでは、検索結果0件を減らして、ユーザーの意図に合うようなサービスを作ることでユーザーの購買意欲の上昇とリピーター獲得に繋がります。
実装の理由2:サイト内検索でECサイトの売り上げが決まる
サイト内検索が、ユーザーの離脱率についても大きく関わると紹介しましたが、サイト内検索はECサイトの売上にも大きく関わってきます。
ECサイトは、売上げは下記の計算式で算出します。
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ECサイト訪問数×コンバージョン率 ×客単価=ECサイト売上
コンバージョンとは、どれくらいのユーザーが商品購入したかということです。「サイト内検索を利用しないユーザー」と比べて「サイト内検索を利用したユーザー」の商品購入率は約3倍になるという調査結果もあることから、サイト内検索によってECサイトの売上は大きく関わってくるといえます。
ECサイト内検索でできること
ECのサイト内検索は、ユーザーがただフリーワード欲しい商品検索をする機能だけではなく、様々な機能があります。サイト内検索でできることは下記の通りです。
サジェスト機能
サジェストとは「提案する」という意味です。Googleなどの検索エンジンでキーワードを検索するとそのキーワードと関連する候補が出てくるのと同じ機能です。
例えば、「アウター」と検索を掛けたら「アウター・メンズ」「アウター・人気」など検索エンジン側がユーザーの検索意図を読み取ってれる機能のことです。
サジェスト機能のメリット
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ユーザーの入力の手間を省く
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商品が分からなくても補完できる
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ピンポイントに商品ページに誘導ができる
表記ゆれ対策
表記ゆれとは、1つの言葉で、複数の表現に分かれてしまい、表し方がバラバラになってしまっている状態のことを指します。漢字を間違える、スペルを間違えるこれも表記ゆれです。
サイト内検索でいう表記ゆれとは、これらを吸収する機能です。例えば、ユーザーがブランドの『ルイ・ヴィトン』と検索を掛ける際に『Louis Vuitton』『ビトン』と検索をしても、しっかり『ルイ・ヴィトン』の商品が表示されるという機能です。
表記ゆれ対策のメリット
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検索結果0が減少する
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商品ページをみてもらいやすくなる
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SEO対策にもなる
関連検索機能
関連検索とは、「連続して検索されることが多いキーワード」や「一緒に検索で使われたことが多い関連キーワード」として表示する機能です。
例えば、「パーティードレス」で検索をした場合「パーティードレスに合うアクセサリー」が関連商品として表示される機能です。
関連検索機能のメリット
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客単価が上がる
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様々な商品ページを見てもらえる
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ユーザーのECサイト滞在時間が長くなる
スペル訂正機能
スペル訂正機能とは、スペルミスと思われるキーワードを自動的に訂正して検索する機能です。Googleの検索エンジンでスペルを間違えてキーワードを入力すると「もしかして○○ではないですか?」と表示をしてくれます。
それと同じ機能だと思って下さい。英語のブランド名などは、スペルミスが多くなりがちなので、取り扱う商品によっては、必須の機能になります。
スペル訂正機能のメリット
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検索結果0が減少する
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商品名が分からなくても補完できる
自動検索最適化
自動検索最適化とは、学習AIなどを導入し、ユーザーの行動データなどから最適な商品を自動で表示する機能です。
例えば、「Tシャツ」と検索を掛けた時に、ただ人気順に商品を表示するのではなく、そのユーザーの過去の閲覧履歴などから、そのユーザーの好みのTシャツを優先表示させるといった機能です。
自動検索最適化のメリット
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ユーザーの本当に欲しい商品が見つかる
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最適な商品が表示されるためCV率が増加する
ドリルダウン機能
ドリルダウンとは、商品をカテゴリや値段などの複数の軸で掘り下げて、細かな分類まで絞り込んでいく機能のことです。簡単にいうと『絞り込み検索』です。
ECサイト内で取り扱いの商品が多いと、どうしても商品を探すのに時間が掛かってしまいますが、ドリルダウンを利用すればすぐに商品を見つけることができます。
ドリルダウン機能のメリット
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商品をスピーディーに見つけることができる
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同等の商品も一緒に見てもらえる
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ECサイト内で比較をすることでユーザーの購買意欲が高まる
ファセットカウント機能
ファセットカウントとは、カテゴリなどで検索を行った際に該当の商品が何件あるかを数字で表す機能です。カテゴリの商品が何件残るか把握できるので、ユーザーの無駄なアクションを減らすことできます。
ファセットカウント機能のメリット
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ユーザーの無駄アクションを減らせる
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商品名が分からなくても検索できる
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数が分かるのでドリルダウン前に行えば、ユーザーをがっかりさせない
サイト内検索機能を充実させる4つのメリット
サイト内検索の機能について理解できたら、これらのサイト内検索を充実させるメリットを詳しく見ていきましょう。大きく機能のメリットは4つあります。
ユーザーが検索しやすくなり、CVRアップにつながる
サイト内検索を充実させるとユーザーが欲しい商品の検索がしやすくなり、CVRアップにつながります。
ECサイトに訪れたユーザーが目的の商品にたどり着く理想は“3クリック以内”と言われています。サイト内検索を充実させれば3クリック以内でユーザーが目的のページにたどり着き商品を購入する確率が高くなります。
キーワードからお客様の声を汲み取ることができる
サイト内検索を充実させるとキーワードからお客様の声を汲み取ることができるができます。
ユーザーが検索したキーワードからユーザーの声を聞くことによってサイトに欠けている情報や見つかりにくい情報が判明し、ECサイトの改善に繋げることができるといったメリットがあります。
サイト内検索連動型商品購読でCVRアップが見込める
サイト内検索を充実されるとサイト内検索連動型商品購読でCVRアップが見込めるといったメリットがあります。これはユーザーの複雑なニーズを読みって検索に反映をさせるということです。
例えば、検索窓に「からだ/だるい」と検索をかけると、健康サプリメントやマッサージ器など「からだ/だるい」を解決する商品が検索結果として表示されるとします。
ユーザーが解決策の分からない悩みを検索した際に、その答えとなるような商品がECサイトで提案できれば、それだけでユーザーが購入してくれる確率が上がるということです。
機械学習にて関連キーワードも救いとることができる
サイト内検索を充実させると機械学習にて関連キーワードも救いとることができます。
関連キーワードを救い取ることによって、ユーザーのニーズを把握することができます。関連キーワードが理解できれば、ユーザーが求めている商品の仕入れやSEO対策が可能になり、結果、ユーザビリティの高いECサイトを構築することができます。
ECサイト検索の実装で失敗しないためのコツ
会社に依頼する際は予算を伝える
サイト内検索導入をサービス会社に依頼する場合は、予算を明確に伝えて下さい。予算感ないと、サイトの方向性が決まらないためです。
予算を決めるには、「サイト内検索導入前」と「導入後」の費用対効果を計算する必要があります。サイト内検索導入することによって、見込みで売上がどれくらいになるか逆算した上で、サイト内検索導入に投資できる予算を決めていきます。
また、逆算した売上を達成することができるのか、サービス会社に問い合わせをすれば、更に適切な提案をしてくれます。
事前に自社のサイト検索機能を確かめる
自社ECサイトに必要な機能を確かめる必要があります。まず、現時点で自社のサイト内検索を実際にどれくらい使われているかを把握しましょう。
サイト内検索が全く使用されていないECサイトであれば、いくら質の高いサイト内検索を実装しても効果が見込めないためです。サイト内検索の利用頻度は、『Googleアナリティクス』を使用して分析します。
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結果のページビュー数
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検索による離脱数の割合(検索ができず離脱した割合)
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再検索数の割合
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検索後のユーザーの滞在時間
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検索結果からの閲覧数
上記データがGoogleアナリティクスを利用すると分かります。これらのデータを理解し、自社にとって本当に必要なサイト内検索機能が何なのかを確かめることで、失敗をするリスクが軽減されます。
自社ECサイトの構築サーバの確認をする
3つ目のコツは、構築サーバの確認をするということです。大規模なECサイトの場合、ユーザーが検索窓を利用するとサーバーに大きな負担がかかることがあります。
そうなると結果的に表示速度が遅くなってしまい、ユーザーが離れていってしまう原因になります。
こうなっては、サイト内検索を導入した意味がなくなってしまうので、サーバの確認をすることと、サーバーへの負担が軽く表示速度が速い検索ツールを選定する必要があります。
オススメのサイト内検索エンジンツール5選
sui-sei
出典:sui-sei
sui-seiは、『株式会社神戸デジタル·ラボ』が運営するサイト内検索最適化サービスです。サクサク動く・すぐに見つかる・ストレスフリーを実現し、ECサイトの成果に繋げるサービスです。
sui-seiの機能一覧
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サジェスト(画像つき)
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辞書・表記ゆれカバー
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カテゴリ検索
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ファセットカウント表示
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並び変え
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品番/ カラー別切り替え
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多言語対応
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重みづけ(オプション)
sui-seiのメリット
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顧客満足度の向上が実現できる
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サイト内検索を高速化できる
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ユーザーのサイト離脱率が低下する
sui-seiの価格
sui-seiの価格は、要問合せとなっています。
Supership Search Solution(S4)
出典:S4
Supership Search Solution(s4)は、豊富なデータによって、検索の精度を高めることができるサイト内検索ツールです。また、運用負担の自動最適化コンサルタントによって全面的にサポートを徹底しています。
s4の機能
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サジェスト
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表記ゆれ
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スペル訂正
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関連ワード表示
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レポート機能
s4のメリット
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コンサルタントによる全面サポートが受けられる
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自動最適化による運用負担の軽減する
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検索精度が高まる
s4の価格
sui-seiの価格は、要問合せとなっています。
ZETA SEARCH
出典:ZETA SEARCH
ZETA SEARCHは、豊富な機能と高速性で消費者の「欲しい」にリアルタイムに伝えるサイト内検索エンジンです。多機能のエンジンと、圧倒的な高速性が特徴でデータを精査し高速処理をすることで30倍以上の高速化実現しています。
ZETA SEARCHの機能
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サジェスト機能(画像付き)
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ドリルダウン型絞り込み
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ファセットカウント
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もしかして検索
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並べ替え(ソート)
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表記ゆれ吸収
ZETA SEARCHのメリット
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ECサイトの高速化を追求できる
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エンジニアのチューニング力が高い
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個々のユーザーニーズを捉えた商品提案が可能
ZETA SEARCHの価格
ZETA SEARCHの価格は、要問合せとなっています。
Uniserch
出典:Uniserch
Uniserchは、AIでECサイトの売上アップを実現する商品検索エンジンですUniserchの学習AIでは、ユーザーの購買データ自動で学習し常に売れる確率の高い商品を上位に表示させます。結果、使いやすく売れやすいECサイトを構成します。
Uniserchの機能
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AIによる自動最適化
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パーソナライズ・サーチ
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カテゴリドリルダウン
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ファセット
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絞り込み検索
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サジェスト機能
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表記ゆれ辞書(50万語以上)
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専任コンサルタント
Uniserchのメリット
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検索結果からの売り上げが増える
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リピーター新規顧客が増える
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ASP提供のため、サーバー不要
Uniserchの価格
Uniserchの価格は、要問合せとなっています。
ecbeing
出典:ecbeing
ecbeing社は、ECパッケージ最大手で導入事例が多く、上場している企業です。ecbeing社は大規模なECサイトからスタートアップのECサイトまで、大小さまざまな規模のECサイト構築や運用支援の実績が豊富にあります。
また、国内最大級の開発技術をもった、EC専門のマーケティング部隊が、ECサイトの売上向上をサポートいたします。ecbeingは、サイト検索エンジンだけではなく、様々なフロント機能、バックオフィス機能を含めたパッケージを扱っています。種類は下記の通りです。
BtoCパッケージ
集客・接客・追客などマーケティング機能を充実させたパッケージ。
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SEO対策
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ソーシャルログイン
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ブログ機能
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ポイント・クーポン
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ギフト対応
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定期購入
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リッチサジェスト機能
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2クリック購入
クラウド版ECサイト構築『メルカート』
BtoCパッケージを中小企業向けに低価格にしたパッケージ。
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最短ステップで購入完了可能な購入設計
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スマホ完全対応
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リッチサジェスト
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絞り込み検索
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ランキングや関連商品の表示
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豊富な決済オプション
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最新のSEO施策
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コンテンツのABテスト・分析
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定期購入機能
ecbeingのメリット
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独自のECサイト構築ができる
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バグや障害が少ない
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EC専門のマーケティング部隊のサポート受けられる
ecbeingの価格
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BtoCパッケージ
初期費用…要問い合わせ
月額料金…要問い合わせ
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メルカート
初期費用…49万円~
月額料金…5万円~
まとめ
ECのサイト内検索について紹介しました。サイト内検索は、ECサイトの売上を上げる為には、必須となるので、必ず導入しましょう。
しかし、現在ECサイト内で、どの程度サイト内検索が使われているかを細かく分析して改善していくことが重要です。
スキルがないため、自社でECサイトの分析が難しいという方は、弊社LeanGOでもWebマーケティングの支援を行っていますのでこちらもご検討ください。
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