EFOに役立つ各企業EF事例 【フード領域】バーガー店のフォーム編🍔
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ご無沙汰しております。「いただきます」という言葉は英語だと該当する言葉がなく、訳するなら「Let’s eat」ぐらいになるそうです。食べ物に感謝する姿勢は様々ですが、日本特有のこのアイデンティティは大事にしていきたいですね。
さて今回はバーガー店のフォームを比較検討していきます。
フォームの比較検討を行うことでそれぞれのデザインを参考し、より良いフォーム作成、CVR改善につながると考えられます。
今回扱う店舗は以下の通りです。
マクドナルド:https://www.mcdonalds.co.jp/
バーガーキング:https://www.burgerking.co.jp/dist/home
ウェンディーズ:https://wendys-firstkitchen.co.jp/
モスバーガー:https://www.mos.jp/
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【フード領域 バーガー店のフォームを比較検討してみた ファーストビュー編】
マクドナルド バーガーキング ウェンディーズ
モスバーガー
さてそれぞれのファーストビューを検討してみていかがでしょうか?
どれもデザインとしては似たようなレイアウトになっていますね。
個別に検討していくと
マクドナルドでは最初に視界に入る場所、アイキャッチエリアは「ソーシャルディスタンス」に関する情報ですね。昨今のコロナによる世界情勢の影響もあり、ユーザーにとって最重要で知らせる必要性があります。飲食店に限らず、対人接触を伴う営業では万が一にもクラスターが発生したなら、金銭的な赤字のみならず社会的信用を損なう可能性もあり、トラブル防止・リスクマネジメントとして妥当です。
バーガーキングでは「2個目無料」の情報が最初に視界に入ってきますね。ユーザーの食欲をそそるバーガーの画像に「無料」というお得情報を添えることで訴求力を上げ、購入欲を煽っていますね。
ウェンディーズではバーガーキングと対比すると画像のみでシンプルですね。キャッチコピーなどの文を載せることで訴求力を上げる効果が見込めますが、画像とのバランスを考慮したデザインを考えなければなりません。ウェンディーズでは肉を大量に挟んだインパクトのあるバーガーを表示しており「考えるな、感じろ」というように訴えているように思われますね。
モスバーガーでは最初に感染予防に関するお知らせが綴られていますね。他のサイトでは例えば「新型コロナウイルス感染拡大防止の取り組みとお知らせ」というようにコンパクトにボタンとして収められているのに対し、モスではスペースをとっています。一般的なデザイン論では、高さを取っているとスクロールの手間がかかり、ユーザーの見たい情報にたどり着くのに手間がかかったりするため不便なデザインとなっています。ただし、今回に関してはやはりクラスターなどのリスクマネジメント、信用獲得のためにはお知らせしておかなければならず、やむを得ないデザインではあります。
【フード領域 バーガー店のフォームを比較検討してみた メニュー編】
マクドナルド バーガーキング ウェンディーズ
モスバーガー
まずは上部にあるグローバルメニューですが、どれもプルダウン式で、ボタンを押すと、隠れていたメニュー一覧が現れます。プルダウン形式では特定のスペースにコンパクトにまとめることができます。スマホデザインでは画面スペースが限られているためしばしば使われるデザインです。
メニュー背景ではマクドナルドとバーガーキングでは無色、白に近いデザインがされていますが、ウェンディーズでは黒、モスバーガーでは緑のデザインになっています。背景と文字のコントラストを調整することで図と地を明確化し、ユーザーに情報を与えることができます。
一般的には白または黒が使われますが、モスバーガーにおいては自社のブランド色でもある緑が使われているのは、面白いですね。
重要度の高い順に並べられるのは基本的であり最初は「メニュー」の項目が配置されていますが、そこから下位はそれぞれで配置が異なっていますね。
バーガーキングでは「バーガー1」「バーガー2」という項目が設定されていますが、初見のユーザーからすると「何が違うんだ?」と不便なデザインになっていますね。また、ウェンディーズでは英語表記である為、日本人にとっては視認性が悪く感じられる可能性があります。
プルダウン式のデザインを用いる際は表示する項目数を留意しておかなければなりません。認知処理の観点から提言すると、人間の頭の処理容量は7±2チャンク、つまり「5~9」の間で項目を処理することができます。例えば以下の数字を試しに5秒ほど確認し覚え、目をつぶり、頭の中で復唱してみてください。
750978046
何桁まで正確に覚えることが出来ましたか?年齢による認知機能もありますが、平均的には7桁ぐらいと言われています。項目数を検討しておかないと、ユーザーがメニューを開いたときに大量の項目が出てくると「うわっ多っ」って感じで衝撃が強く、処理するのに手間がかかり負担になってしまいますからね。
しかしこれは無意味な綴りの場合であり、例えば前回と同様に以下の数字を5秒で覚えてみてください。
090252539
いかがでしょう、簡単に覚えることができたのではないでしょうか?
これを分解すると携帯電話の「090」ニコニコ「2525」サンキュー「39」という感じでまとめることができます。ばらばらに覚えると9つかかる処理がまとめられることで3つになり軽減されましたね。
このように意味関連がある情報を並べるとユーザーにとって処理にかかる負担を軽減することができます。
終わりに
今回はバーガー店のフォームを比較検討していきました。
マクド派とマック派で分かれているそうですが皆さんはどちら派でしょう?
マックだと「ッ」で一音溜める必要があり手間がかかるため、私はマクド派ですね。
昔海外にホームステイしていた時もバーガー店は色々ありましたが、やはりサイズが大きかったです。「美味しい」を英語で言うとdeliciousですが、どうも向こうでは三ツ星レストランで用いられるような言葉であり、誇張表現のようでgoodぐらいが丁度良いそうです。後はただ言葉を並べるよりも表情などを用いたノンバーバルコミュニケーションも重要みたいです。
少し雑談を挟んでしまいましたが、また次の記事でお会いしましょう。
よければ下記のサイトの方も覗いてみてくださいね。
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