【保存版】直帰率・離脱率の悪化要因、改善施策をまとめました

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皆さん直帰していますか。どうも、しょーりです。

サイトを運営していると、度々話題になる「直帰率」と「離脱率」。またそれらの悪化要因や改善施策。今回は直帰率・離脱率の悪化要因、改善施策をまとめました。

この記事の内容を実施するだけでも、直帰率・離脱率は簡単に解決するでしょう。

ちなみに弊社ではビーンズという直帰率改善やLPOに使える具体的でCVRを改善する確度の高い施策を毎月ご提案する事業があります。

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直帰率と離脱率の違いとは?

直帰率や離脱率を考える際に、まず直帰と離脱という意味を知っておかねばなりません。

直帰とはサイトを訪れたユーザーが他のページを閲覧することなくサイトを去ってしまうことです。

離脱とは、サイトを訪れたユーザーが他のページを閲覧した後にサイトを去ってしまうことです。

他のページへの遷移があるのかどうかが、直帰と離脱を区別します。そしてこれらを踏まえた上で直帰率と離脱率の算出方法を解説します。

まずユーザー数のカウントは、UU(ユニークユーザー)やSS(セッション)やPV(ページビュー)などありますが、今回はSS(セッション)を活用して直帰率と離脱率の算出方法を解説します。SS(セッション)とはユーザーがサイトを訪れてから離脱するまでの期間の行動です。ブラウザを開いたままにし、時間がたった後に遷移などをすると別のSS(セッション)としてカウントされます。

直帰率は「ページの直帰数÷そのページが入口のSS(セッション数)×100」という計算で算出できます。

離脱率は「ページの離脱数÷そのページのSS(セッション数)×100」という計算で算出できます。

直帰率と離脱率は似て非なるものですが、離脱率と比べて何の遷移を生まなかったことを考えると、特に意識すべきは直帰率になるかと思います。

ちなみに海外の事例ですが直帰率の平均値は以下のようになっています。

EC:20~45%

B2B:25〜55%

ランディングページ:60~90%

しかし平均とは言っても、実際のところ流入チャネルの偏りによって数値はブレます。例えばAページではSEOが90%、Bページでは有料集客が90%だとチャネル特性によって直帰率が傾向どおりにはなりません。

なので自社サービス内で直帰率を確認する場合は「流入チャネル」や「期間」を定期的に確認し、どれぐらいの直帰率が正常なのかを把握すると良いでしょう。

GAを使ってそれぞれの直帰率を確認する方法は以下です。

ユーザーサマリー:サイト全体の直帰率を確認できます。

チャネル:チャネル グループごとの直帰率を確認できます。

すべてのトラフィック]:参照元とメディアのペアごとの直帰率を確認できます。

すべてのページ:個々のページごとの直帰率を確認できます。

どうして直帰率を意識する必要があるのか?

直帰率を意識する必要性は、直帰率が「ユーザーニーズに答えられているか」を計る1つの手法だからです。極論ですが重要度の高いCVを生むページで直帰率が100%だと、急いでページを見直す必要があります(そもそもログの取得エラー起きているかを確認する必要がありますが)。

直帰率が100%という場合に考えられるのは、「ユーザーのニーズに答える商材ではない」ことや「集客しているユーザーがターゲットではない」、「ユーザーのニーズに答える商材だが情報を伝えきれていない」など複数の要因が考えられます。

1番目が直帰率の悪化要因であれば、商材を変えましょうということになります。2番目が直帰率の悪化要因であれば、集客方法を変えましょうということになります。このケースの場合は有料集客で出稿キーワードが悪いということが明白ですね。3番目が直帰率の悪化要因であれば、改善の余地がおおいにあります。そしてほとんどの場合がこれです。

直帰率に悪影響を与える「情報を伝えきれていない状態」とは、どういう状態かを解説します。

直帰率が高くなる主要因「情報を伝えきれていない状態」とは?

そもそも情報量がないので直帰率が高くなっている

LPを無駄なく極限まで情報を削るオシャレなサイトにありがちな状態です。テキスト情報がなく、「このサイトは何を言っているのかわからない」ので直帰してしまいます。画像やアイコンだけでも伝えることができますが、テキスト情報を書かないことによる弊害も意識をすべきです。SEO的にもよくないですしね。

他ページへの遷移導線が分かりづらいので直帰率が高くなっている

ある程度の理解をした上で、他のページやフォームへ遷移をしようとしても、遷移導線が分かりづらいと直帰せざるを得ません。遷移導線はユーザーの目につきやすいように、デザインや文言を意識することで直帰率を改善できます。

情報の並べ順が悪いので直帰率が高くなっている

LP内で情報の並べ順が悪いことにより、直帰率が高くなることも多いです。ヒートマップを活用されている方はご存知の通り、ページをスクロールするほどにユーザーの離脱率(直帰率)は高くなります。なので重要な情報はページ上部に表出しなければなりません。

ページの読み込みが遅いので直帰率が高くなっている

まず間違いなくページの読み込み速度が遅いと、直帰率が向上してしまいます。ページが見れないことはユーザーに非常にストレスをかけます。せっかくSEOで検索順位が1位だったとしても、ユーザーはブラウザバックをして離脱し、別のサイトに流れてしまうでしょう。

直帰率・離脱率をすぐに改善できる方法

必要な情報を追加することで直帰率を改善する

LPで商材を説明するために必要な情報を追加することで直帰率を改善しましょう。商材の情報は勿論のこと追加すると良い情報は「クチコミ(事例)」や「Q&A」です。クチコミ(事例)は商材の客観的な評価になります。ユーザーは商材のクチコミ(事例)を調べるために直帰することが多いですが、それを防ぐことができるので直帰率の改善に繋がります。

Q&Aを追加しユーザーの疑問点を解決してあげることは、商材の導入を検討するために直帰するユーザーのニーズを満たすことができるので、直帰率の改善に繋がります。

いずれもユーザーの直帰する理由を解決することで、直帰率の改善を行う方法です。

他ページへの遷移導線を明確に表示することで直帰率を改善する

遷移導線はテキストよりもボタンの方がユーザーの目につきます。なのでボタンにするだけでも直帰率を改善することができます。また遷移導線は可能ならユーザーの目につく回数を増やす方が直帰率改善に効果的です。なぜなら知らず知らずのうちに遷移導線を見逃してしまっていたり、スクロールを行った後にページの上部に戻るのはユーザビリティが悪く直帰率の悪化要因になるからです。

また遷移導線の文言は、遷移先を明確に伝えられる文言にすることも大切です。この文言だけでもクリック率に大きく影響を及ぼし直帰率改善に貢献します。SEO観点でもテキストリンクを適切な文言で設置することは効果的とも言われています。

情報の並べ順をよくすることで直帰率を改善する

まさにLPOの話になりますが、ユーザーがスムーズに意思決定できるように情報の並べ順をよくすることで直帰率を改善することができます。ページ上部には特に重要な情報を並べましょう。そしてどの並び順で情報を並べると効果的かをABテストをしていきましょう。LP設計のセオリーとしては「課題」「打ち手」「理由」というものがありますが、「QA」をページ上部に持っていくことで改善した事例もあります。商材によって変わることもあるので色々試してみて直帰率を改善しましょう。

ページの読み込みを早くすることで直帰率を改善する

意外と簡単な方法でページの読み込みを早くすることができます。ページの読み込みが遅いほとんどの要因は「画像が重い」か「余計なコードを読んでいる」です。特に前者の要因が大きいので、表示している画像サイズを確認しましょう。圧縮するなどの方法をするだけで表示速度が変わったり、画像の表示を遅らせるなどの工夫をすることでユーザーの表示に関する体感速度が改善するので直帰率の改善に繋がります。

直帰率を下げるというより、CVRを改善することを命題にした方が良い。

目的がCV数を増やすことであれば、直帰率を下げることよりもCVRを改善することを命題にした方が良いかと思います。

なぜなら直帰率に絞って改善案を考えた時に、改善するべき優先度がつけにくくなるからです。冒頭に述べたとおり、直帰率はユーザーにとっての最初のSS(セッション)のページです。該当ページのセッションは「最初のSS(セッション)」と「それ以外のSS(セッション)」になります。後者の比率が高い場合、直帰率を改善する施策を行い改善してもCVはあまり増加しません。

CV数を増やすための手段として「直帰率を改善する」や「ページを増やす」と言ったように分類していき、より効果のでる施策から優先的に行いましょう。

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