入力フォームの離脱改善方法とは?離脱率が高い原因と改善方法を解説!

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dejamブログ運営局

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入力フォームで新たな集客方法を実践する事業者の方がいますが、入力フォームを活用したリード獲得施策の需要は上がってきています。しかし入力フォームということもあり、ユーザーが入力を完了させる必要があるため、離脱をできるだけ防がなくてはいけません。

今回の記事では入力フォームを離脱するユーザーの平均値から入力フォームの離脱率を下げる方法について細かく解説します。

入力フォーム離脱の改善に役立つツールについてもご紹介するのでぜひ参考にしてみてください。

入力フォームで離脱するユーザーの平均値

まず入力フォームの離脱率とは、入力フォームまで辿り着いたユーザーが入力を完了させずにサイトを離れてしまうことを入力フォーム離脱率と呼びます。送信が完了しなければデータを得ることができないので、成果を得られたことにはなりません。

LPやブログ、メディアサイトなどで入力フォームを設置するところが多いですが、実際問題離脱率は全体の70%が離脱してしまうという結果が出ているのです。フォーム解析ツールを提供しているイギリスの企業「Formisimo」が2013年に発表しました。

入力完了率は運営しているサイトのデータをもとにして調査したところ、完了率は平均で30.6%であり、具体的には69.4%という数字が出たのです。しかし、実際69%という数字は高いため、全体としての予測値としては75%くらいあるのではないかとも考えられているのです。

入力フォームへの流入からCVまでの流れを抑える

Webサイトを運営する方であれば、自社のWebページに訪問された数を示すSS(セッション)や、Webページが表示された数に対してクリックされた数の割合を表すCTR(クリックスルーレート)、目的のアクションを完了された数や割合を示すCV(コンバージョン)やCVR(コンバージョンレート)については聞いたことがあるかもしれません。

これと同じようにフォームへの入力完了までのプロセスを踏まえて実数と割合で考えることが重要です。

そのために、まずはどのような流れでフォームの入力が完了するのかを確認しましょう。

STEP1:入力フォーム

ここでは、ユーザーが最初に自身の情報を入力します。そのため、入力の方法が煩雑であったり、あまり答えたくない文章が出てきたりしたら離脱率が高まってしまいます。

とはいえ、入手すべき情報が得られないのは問題でしょう。ここはバランスが重要になります。

EFOの観点では、質問の内容や順序、ボタンの配置や色、エラーメッセージの表示方法など、さまざまな要素がユーザー体験と結果的なコンバージョン率に影響を与えます。

STEP2:確認画面

入力情報の確認画面は、エンドユーザーが提供した情報に自信を持つために重要なステップです。エンドユーザーが入力した情報を確認し、必要に応じて修正することができます。これにより、情報の誤入力を防ぎ、信頼性と満足度を高めることができます。

しかし、エンドユーザーが入力した情報を見直し、修正するだけのこのフェーズでも離脱率が高くなることがあります。特に、ユーザーが入力した情報を修正するプロセスが煩雑であると、離脱する傾向にあります。

STEP3:完了画面

ここまでくれば、無事に入力完了です。実際にここまでフォームの入力開始から離脱せずに到着できたユーザーを増やすことで機会損失を減らすことが重要です。

完了画面は、単にページが設置してあるというだけでなく、エンドユーザーがアクションを完了したことを通知する重要な手段であす。そのため、一般的には「ありがとうございました」などといったメッセージと共にユーザーの画面上に表示されます。

完了フォームは、エンドユーザーが彼らのアクションが正常に処理されたことを確認するためのもので、さらなる行動(例えば、「他の製品を見る」、「メールで確認」など)を促す場合もあります。これにより、ユーザーの満足度を高め、ブランドとの関係を強化することができます。

入力フォームの離脱率の計算方法

入力フォームの計算方法は以下の通り計算することができます。

「フォーム離脱率=入力フォームからの離脱数÷フォームページビュー数」

具体例を挙げて解説していきます。

20回閲覧され、そのフォームから8人が離脱したとします。

その場合は以下のような計算になります。

「8÷20=0.4」

40%の人が離脱していることになるのです。

入力が完了するには入力画面から確認画面、そして最終的には完了画面までを経由する必要があります。各ページの遷移によって離脱が発生する可能性もあるため、それらを全て一緒にした離脱数を計算するようにしていきましょう。

入力フォームの離脱率が高い原因

離脱の原因は主に3つほどあります。

  • ①誤ってフォームに到達した
  • ②入力フォームが使いづらい
  • ③入力項目が多すぎてユーザーのモチベーションが低下した

まず、1つ目に誤ってそのフォームに到達してしまった可能性が挙げられます。

そもそもボタンのクリックミスにより思いがけない場所に辿り着いてしまったためすぐに離脱した場合です。

この場合はほぼ事業者に責任はありませんが、クリックミスを誘発してしまいやすい場所や関係ないところにボタンを設置してしまっている可能性があるため、ボタンの設置する場所をよく考えましょう。

 

2つ目は入力フォームが使いづらいという点です。

入力フォームが入力しづらいとユーザーが離脱する可能性が高くなります。

必須項目があるのに必須項目のマークがついていなかったり、エラーが起きてしまったりなど入力フォームが使いづらいという理由からユーザーが離脱することもあります。

 

3つ目は入力項目が多すぎてユーザーのモチベーションが低下してしまい離脱することです。

フォームの入力項目が多いと、ユーザーのモチベーションが低下してしまい離脱の原因にもなります。

ユーザーは入力はしたいがあまり時間をかけて入力したくないと考えているユーザーがほとんどのため、求める情報は最小限にしておくことが良いでしょう。

入力フォームの離脱率を下げる方法8選

では具体的にどのような改善を行えば入力フォームの離脱率を下げることができるのでしょうか?

ここからは入力フォームの離脱を下げる8つの方法を解説します。

  • 入力フォームのデザインを変える
  • 入力項目の問題を解決する
  • 入力方法を変える
  • 目線の流れを意識して配置する
  • 誤ってフォームに辿り着かないようにする
  • フッターやヘッダー、リンクを削除
  • プライバシーポリシーを明確に
  • フローを表示して途中離脱を防ぐ

入力フォームのデザインを変える

入力フォーム完了率の悪いサイトの多くは入力フォームのデザイン性が悪いということが挙げられます。テンプレートを使用してほぼ何も変更せずに入力フォームを作っている人も多いと思います。

テンプレートの場合デザイン性は問題ない場合がほとんどですが、海外のテンプレートをそのまま設定せずに使ってしまっているため、エラー表示された時にエラー表示が全て英文のためユーザーがそれを理解できずに離脱してしまうといった可能性もあります。

さらに、ターゲットにしているユーザの年齢層によっても文字の大きさや文字の太さ、文章のわかりやすさなどさまざまなことを意識しなければいけません。項目の間を広げることで、ミス操作も減ります。

このように年齢や性別、そしてターゲットそれぞれに合った入力フォームをデザインすることが大切になるのです。

入力項目の問題を解決する

入力項目自体に問題がある可能性があります。住所を1から全て入力しなければいけない場合ユーザーに対して手間を取らせることになります。そして、もし違う項目でエラーが表示されると、せっかく入力した住所は全て消えてしまい、再度入力し直さなければいけないなど入力項目自体に問題が発生することがあります。

この場合、住所入力を全て自動化することで省くことができます。そして、サイトに適した最適な入力項目を設置しなければユーザーの離脱率は高くなり、重要項目のみを設置し、ユーザーが集中して入力のできる環境を作り上げていくことが大切です。

入力方法を変える

稀に入力方法を全てテキストにしているケースがありますが、テキスト入力はミスが大きく仮に完了しても有力な情報を得られない可能性があるのです。そして、テキスト入力の場合は手間がかかるためユーザーの離脱率が高いとしてあまり使用はお勧めできません。

セレクト項目やラジオボタンでユーザーがワンタップで入力を完了できるような入力方法を採用することで、より完了率が高くなる可能性も出てきますし、ミスを減らし有力な情報の取得にもつながります。

目線の流れを意識して配置する

目線誘導を利用したデザインにすることで、ユーザーが自然な配置で流れに沿った入力を行うことができます。日本人は特にそうなのですが、左から右、上から下に視線が流れると言われています。

さらに、同じ形や色を探しながら目線を移動させるといったさまざまなパターンがあります。入力ボックスの開始位置を揃えたり、戻るボタンを小さくして次へのボタンを大きく配置するなど、目線の流れを意識して配置することで離脱率は低くなっていくでしょう。

誤ってフォームに辿り着かないようにする

正しい離脱率を図るには、ユーザーが誤って入力フォームに到達しないようにデザインすることが大切です。自分の意志と反してフォームに到達してしまっても正しいデータを獲得することはできませんし、正しい離脱率を図ることもできません。

まず、入力フォームには本当に情報を提供したいユーザーのみが辿り着けるような設計にするため、誰でも押しやすいところに入力フォームへの入り口を設置しないようにしましょう。

フッターやヘッダー、リンクを削除

フッダーやヘッダー、リンクを入力フォーム内に設置しないようにしましょう。

フッダーやヘッダーを設置してしまうと、誤ってボタンをクリックしてしまいそのフォームから離脱してしまう可能性があります。

さらに、ブラウザバックボタンを押すと全て入力した情報が消えてしまい1から全て入力するのはめんどうだと思うユーザーがほとんどのため離脱率が高くなる可能性があります。

ユーザーがそのほか興味のあるリンクを見つけないようにフッターやヘッダー、リンクを削除し、入力に力を入れられるようにしましょう。

プライバシーポリシーを明確に

プライバシーポリシーをユーザーからもわかりやすいところに設置してユーザーに安心感を与えていきましょう。

また、必要以上の情報を聞き出してしまうとユーザーに不信感を与えることにもなりますので、必要以上の情報を聞き出すことは避けていきましょう。

フローを表示して途中離脱を防ぐ

現在ユーザーがどこまで入力できているのかを%表示させたり、あと○項目で終了しますといったフローを表示させることで、ユーザーのモチベーションを保つことができます。入力完了までのステップが表示されることで、ストレスを低減させ、入力を最初から最後まで全てのステップを通じて完了してもらいやすくなります。

入力フォーム離脱の改善に役立つツール

入力フォームの改善は1から手作業で行うのは非常に手間も時間もかかり大変です。そこで、改善に役立つ入力フォームツールを使用することでより効率的に改善していくことができます。

dejam

画像引用:https://leango.co.jp/dejam/

dejamは、最短30秒でCVRの改善策が手に入るサービスです。

改善したい画面のスクリーンショットをアップロードして、改善したいパーツを選択するだけで、改善案が自動で提案されます。

dejamは7万円程度で導入できるため、コンサルよりも安く早くLPを改善したい企業におすすめです。

フォームアシスト

画像引用:https://efo.showcase-tv.com/formassist/

株式会社ショーケースが提供する入力フォーム改善ツールです。金融業界でのシェア率は70%を超えており、導入フォーム数は5,000を超えています。10年以上の実績を蓄積して独自のノウハウを提供しており、アシスト機能は30種類以上と非常に豊富です。

特許を取得したオートコンプリート一括入力など、入力支援機能も非常に豊富です。そして、Web解析士の資格を持っている担当者がコンバージョンアップのための分析を行うため、的確な改善を期待できるのです。

EFO CUBE

株式会社コミクスが提供している入力フォーム改善ツールです。外部IDと連携することができるため、YahooやFacebookなどのアカウント情報を反映することができるため、ログイン情報を省いて離脱率の低下やユーザーの負担低減を測っているのです。

さらに、名前、住所、の入力補助機能がついていることも嬉しいポイントですね。データ解析機能もついており、ユーザーの離脱のポイントを分類や項目ごとにエラー回数、内容分析も自動で行い自動レポートを作成してくれるのです。そのため、初めての入力フォーム改善ツールでもわかりやすく使用することができるのです。

フォーム離脱改善まとめ

入力フォームの離脱改善方法について説明してきました。実際に入力フォームを設置しているWebサイトも多いと思うのですが、入力フォームはユーザーの声を直接聞ける非常に重要なフォームになります。そのため、ユーザーができるだけ離脱していかないように改善を繰り返し工夫していく必要があります。

ユーザーがストレスを感じる入力フォームを使用するのはできるだけ避け、離脱率を下げさせない入力フォームを作ることが大切です。分析をして改善を繰り返すことでよりユーザーに優しい入力フォームを作ることにつながっていきます。最後に紹介した入力フォーム改善ツールを合わせて使用することでより効率的に改善していくことができるかもしれません。

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